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2021-06-04

【アメフト】CFL、名門エドモントンの新チーム名は「エルクス」に 新しいロゴも発表

新チーム名は「エドモントン・エルクス」となった=チーム提供

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 カナダのプロフットボールCFLに所属するエドモントン・フットボールチームが、6月2日、チームの名称を「エドモントン・エルクス(Edmonton ELKS)」に変更すると発表した。エドモントンは昨年7月21日、NFLのワシントン・フットボールチームが「レッドスキンズ」の名称やロゴの使用を中止したことを受けて、長年の名称だった「エスキモーズ」を廃止していた。

 エルクはカナダやアメリカ北部に生息する大型の赤鹿(アカシカ)の俗称で、エルクスは、エドモントン・フットボールチームが検討した7つの候補のうちの1つだった。他の候補はエバーグリーンズ、エバーゴールド、エクリプス、エルクハウンズ、イーグルス、エレメンツだったという。

 昨年の名称変更の際に、クリス・プレッソン球団会長は「ダブルE」のロゴと、緑と金色のチームカラーを維持することがフランチャイズとしての希望だと語っていた。今回エドモントンは、シカやその角をモチーフにしたロゴに一新。「E」が重なるデザインも一部で踏襲されている。

 エスキモーズはアルバータ州エドモントンに本拠地を置く。現在のチームは、1949年に創設だが、前身のクラブチームとして1895年に発足した当初から「エスキモーズ」として存在してきた。


 CFLが現在の形に変わって以降、王座決定戦「グレイカップ」で14回優勝しただけでなく、1972年から2005年まで34シーズン連続でプレーオフに出場した名門チーム。かってNFLヒューストン・オイラーズ(現テネシー・タイタンズ)で活躍したQBウォーレン・ムーンが、最初に所属したことでも知られ、ムーンがエースQBだった時代の1978年から1982年までグレイカップ5連覇という偉業を達成した。

 CFLには今季からグローバル枠で日本から6選手が挑戦する予定だが、エドモントンには日本の選手は所属していない。

 CFLは、2020年は新型コロナウィルス感染症のため、シーズンを全面的に休止した。2021年も6月中旬に開幕の予定だったが、春に感染のピークが訪れたため、開幕を8月5日に遅らせ、試合数も4試合削減した。

エスキモーズ時代のエドモントン=photo by Getty Imges

エスキモーズ時代のエドモントン=photo by Getty Imges

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