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2021-07-05

新生UWFが3派に分裂…藤原組がいち早く船出! 鈴木みのるがウェイン・シャムロックと30分の激闘!!【週刊プロレス】

入場式ではカール・ゴッチだけが挨拶

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 1991年3月4日、東京・後楽園ホールで新UWF藤原組が旗揚げした。

 前年12月1日の松本大会を最後に新生UWFが活動を停止し、翌1991年1月に3派に分裂。そのトップを切って、旗揚げ戦をおこなったのがメガネスーパーのバックアップを受けた藤原組だった。

 入場式では聞き慣れた「UWFのメインテーマ」は流れず、ロック調の曲に乗って藤原喜明、船木誠勝、鈴木みのるら8選手が入場。最後にカール・ゴッチがリング上へ。ゴッチによる英語のメッセージが告げられ、入場式は締めくくられた。

 試合は4試合。第1試合ではウエリントン・ウイルキンスJrが冨宅祐輔をレッグスプレットで撃破。第2試合は“組長”の藤原がジョニー・バレットと対戦。練習中に右のヒジを痛め、いつものリズム感ある動きがなかったが、最後はアキレス腱固めでギブアップを奪った。

 セミでは鈴木がウェイン・シャムロックと30分時間切れ引き分けの激闘を展開。中だるみするシーンやどちらかが休んでいる場面は一度もなく、両者ともに力のみなぎったファイトを見せた。

 メインでは船木がUWF常連外国人選手のバート・ベイルと対戦。意外な苦戦を強いられながらもバックドロップからのフェースロックで勝負をつけた。

 旗揚げ戦後、SWS3・30東京ドーム大会に参戦したのをきっかけに団体名を「プロフェッショナル・レスリング藤原組」に改めた。

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