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2021-07-20

ソフトボール東京五輪代表を紹介!<外野手編>

東京五輪オープニングゲームとなる7月21日のオーストラリア戦を皮切りに、5カ国との戦いが始まるソフトボール日本代表。金メダル獲得も期待されるソフトジャパン15人の戦士たち一人ひとりのキャラクターや持ち味を紹介する。

(写真/大賀章好)

選手の詳しいプロフィールはこちらから
https://www.bbm-japan.com/article/detail/16578



#8

原田のどか(はらだ・のどか)



レーザービームで二度目の世界一へ

 太陽誘電入団当初は捕手。外野手に転向したのちもその強肩を生かし、するどい返球は「レーザービーム」と称される。技術力も高く、宇津木ヘッドコーチも「日本一の守備。ライトは後ろのボールが難しいが、捕れないと思うのも捕ってくれる」と称える。一方、打撃も昨年はリーグトップタイの4本塁打。「ダメかなと思うときに本塁打打ってくれる意外性が、チームに勢いを与えてくれる」(宇津木ヘッドコーチ)。

 高校までは硬式野球をやっており、2008年には「第3回IBAF女子ワールドカップ」での優勝を経験。次はソフトボールでの世界一をつかみ取りたい。



#9
森さやか(もり・さやか)



並外れた集中力で流れを呼び込む

 外国人投手を苦にしない打撃を評価され、2019年の日米対抗で5年ぶりの代表復帰。DPで先発出場した3戦目にサヨナラ勝利を呼び込むヒットエンドランを決め、起用に応えた。宇津木ヘッドコーチが惚れ込んでいるのは、打席に入ってからの並外れた集中力。「自分の世界に入ってしまうので、何度呼んでも声が届かないときがある」のだという。これは力を最大限に発揮する「フロー状態」、いわゆる「ゾーン」に入ったときのことを示している。

 その打力を買われ、東京五輪ではDPや代打での起用が予想される。持ち前の集中力を発揮し、「チャンスで打ちたい」と意気込む。



#2
山崎早紀(やまざき・さき)



国際大会に強いパワーヒッター

 細身の身体ながらするどいバッティングで長打を放つパワーヒッター。2018年に出場した世界選手権、アジア大会の両大会でも本塁打をマークしている。山崎自身も「外国人投手には得意という意識がある」と話しており、東京五輪でも活躍が期待される。さらに、宇津木ヘッドコーチから指導を受け、ライズ系の投手、ドロップ系の投手、それぞれに対応する打ち方を習得。苦手なボールも克服できたという。

 守備も宇津木ヘッドコーチの信頼は厚い。山崎は「センターの山田さんが楽に守れるように原田と私でライトとレフトをしっかり守りたい」と決意を固める。


#11
山田恵里(やまだ・えり)



チームを牽引する頼れる主将

 北京五輪決勝では、アメリカ代表のキャット・オスターマンから値千金の本塁打を放ち、金メダル獲得に貢献。上野とともに、長く日本代表の投打の軸を担ってきた。卓越した打撃技術で、日本リーグでは次々と記録を塗り替え、17年には通算40本塁打、18年には通算400本安打を達成。現在も、安打数や打点数は歴代トップを誇る。

 そんな、「打のレジェンド」も19年、20年は不調に苦しんだが、集中力を持って臨めている今年はリーグ前半戦で好成績を収めるなど、本番に向けて調子は上向きだ。競技人生の集大成となる東京五輪は、いろいろな人の思いを背負って挑む。「それが自分の使命」だと山田は言う。



投手編
https://www.bbm-japan.com/article/detail/21803

捕手編
https://www.bbm-japan.com/article/detail/21805

内野手編
https://www.bbm-japan.com/article/detail/21809

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