close

2021-07-24

【柔道】100kg級・ウルフ アロンが地元開催のオリンピックで「三冠」に挑戦

大会6日目/7月29日(木)
男子100kg級
ウルフ アロン[了德寺大学職員]
WOLF Aaron


 17年、初出場となった世界選手権で優勝、一躍代表争いのトップに躍り出たウルフ。18、19年は優勝こそ逃すも世界選手権に連続出場して3位、19年には全日本選手権を制するなどコンスタントに結果を残し、リオ五輪代表の羽賀龍之介、若手のホープ・飯田健太郎との代表争いを制した。

 身長は181cmとこの階級の中では小柄な方だが、スタミナには絶対の自信を持ち、内股、大内刈を軸に接近戦でも強さを発揮する。

 19年のワールドマスターズで右ヒザを負傷し手術を受け、オリンピックに不安を残したが、コロナ禍でオリンピックが延期され、しっかりとリハビリとトレーニングを積むことができた。

 約1年3ヵ月ぶりの復帰戦となったグランドスラム・アンタルヤ、アジア・オセアニア選手権では結果を残し「試合感覚を思い出すことができた」と手ごたえもつかんだ。

世界選手権、全日本選手権を獲って「三冠」に王手、東京生まれのウルフが地元のオリンピックで三冠に挑戦する。
 
◎ウルフ アロンの柔道スタイル
内股・大内刈のキレはいい。攻撃柔道だが、決して危険な攻撃はしない。あまりリスクを背負った試合展開はしない。スタミナに自信を持っている。


世界選手権、全日本選手権、オリンピックの“三冠”に挑むウルフ アロン(写真/IJF)


Profile
うるふ・あろん◎1996年2月25日生まれ/東京都出身/春日柔道クラブ/文京第一中-東海大浦安高-東海大-了德寺大学職員/181cm/左組み/得意技=内股・大内刈/17年世界選手権優勝、18・19年世界選手権3位、19年全日本選手権優勝、ワールドマスターズ2位、21年GSアンタルヤ2位、21年アジア・オセアニア選手権優勝



PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事