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2021-07-25

【東京五輪・陸上展望】男子砲丸投/五輪連覇を狙う世界記録保持者・クルーザーが大本命

全米選手権で世界新をマークしたクルーザー

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【男子砲丸投日程】
予選       8月3日 19:15
決勝       8月5日 11:05


  五輪選考会の全米選手権で23m37の世界記録を樹立したR・クルーザー(Crouser)の優勝は堅い。史上最高の戦いと言われた2019年世界選手権では1㎝の僅差で2位に終わったが、その後一度も負けていない。

 クルーザーは今年、室内と屋内の両方で世界記録を樹立しており、4人目(米国選手としては3人目)となる五輪連覇に挑む。五輪記録は彼自身がリオで記録した22m52だが、この記録の更新も完全に射程圏内だ。五輪史上2位との最大の差は1m25だが、全米選手権では2位に1m3㎝の大差をつけており、この記録も更新可能だ。

 銀メダル候補は全米選手権で2位の19年世界選手権王者J・コバックス(Kovacs)と、17年同選手権の王者T・ウォルシュ(Walsh/ニュージーランド)だが、18年欧州選手権を制したM・ハラティック(Haratyk/ポーランド)にも可能性はある。

 クルーザーが勝ちコバックスが2位に入れば五輪史上初めての同じ選手による2大会連続ワンツーフィニッシュだ。ウォルシュが勝てばニュージーランド選手では初めての金メダルかつ、英連邦大会のチャンピオンとしても初めての五輪金メダルだ。ウォルシュは2位でも同国では初の銀メダリストとなる。


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