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2021-07-26

【競泳】金メダリスト・大橋が200m個人メドレーに登場/競泳第3日目午後展望

女子400m個人メドレーで金メダルを獲得した大橋が、200m個人メドレーでもメダル獲得に挑む(写真◎GettyImages)

競泳の東京五輪第3日目が26日、東京アクアティクスセンターで行われている。
午前セッションには日本から男子100m背泳ぎ準決勝に入江陵介(イトマン東進)、女子100m背泳ぎ準決勝に小西杏奈(ガスワン)が出場したが、入江は9位、小西は13位で決勝進出はならなかった。
午後セッションでは各種目の予選が行われ、女子400m個人メドレーで金メダルを獲得した大橋悠依が女子200m個人メドレーに出場する。ここでは日本選手の出場種目の見どころを紹介していこう。

男子200mバタフライには2019年光州世界選手権で銀メダルを獲得している瀬戸大也(TEAM DAIYA)と、その瀬戸を五輪選考会で破った本多灯(日本大2年)が出場する。
瀬戸は初日の400m個人メドレー予選で、翌日の決勝を見越して余力を残したものの、まさかの9位で予選落ち。予選が午後に行われるため、通過ラインが高くなることはすでに周知の事実。身をもって体験しているだけに、同じミスは繰り返さないだろう。
本多は五輪選考会から今日までに自己ベストを連発。調子の良さを維持できているのか、もしくはさらに上げているのかに注目だ。
ライバルとなるのは世界記録保持者のK・ミラーク(ハンガリー)。今年に入ってからも好記録を連発するなど断トツの優勝候補で、焦点は世界記録更新のみか。本多、瀬戸にも表彰台に上がる可能性は十分にある。まずはしっかりと準決勝に駒を進めたい。


瀬戸は400m個人メドレーのミスを取り戻したい(写真◎GettyImages)

女子200m個人メドレー予選には大橋と寺村美穂(セントラルスポーツ)が登場。
大橋は400m個人メドレー金メダルから一夜明け、どれだけ疲労が抜けているか。寺村は4月の東京五輪選考会で大橋に勝利し、2016年リオ五輪に続いての出場。前回は準決勝敗退に終わっているだけに、今回はなんとしても決勝に進出したい。この種目は混戦が予想されるだけに、予選からしっかりと泳ぐことが求められそう。準決勝進出ラインは2分10秒前半あたりとなりそうだ。
海外選手では背泳ぎでも優勝候補のK・マッキューン(オーストラリア)が今年の世界ランキング1位。さらにA・ウォルシュ(アメリカ)、S・ピックレム(カナダ)も頂点を伺う。とはいえ、この種目は上位陣のタイム差が詰まっており、大橋、寺村にもメダル獲得のチャンスあり。いい形で準決勝、決勝と進んでいきたい。

3日目/7月26日(月)
★本日の優勝者と日本選手決勝・準決勝結果
▼女子100mバタフライ決勝
[1]M・マクニール(カナダ)55.59
▼男子100m平泳ぎ決勝
[1]A・ピーティ(英国)57.37
▼女子400m自由形決勝
[1]A・ティトマス(豪州)3.56.69
▽男子100m背泳ぎ準決勝
[9]入江 陵介(イトマン東進)53.21
▽女子100m背泳ぎ準決勝
[13]小西 杏奈(ガスワン/サイサン)1.00.07
▼男子400mフリーリレー決勝
[1]米国 3.08.97
C・ドレッセル、B・ピエロニ、B・ベッカー、Z・アップル

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