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2021-07-27

【競泳】男子200m平泳ぎで佐藤・武良がメダル獲りへ/第4日目午後展望

100m平泳ぎでは予選落ちだった佐藤。得意の200mでは金メダルを狙う(写真◎JMPA)

競泳の東京五輪第4日目が27日、東京アクアティクスセンターで行われている。
午前セッションでは男子200mバタフライ準決勝で本多灯(日本大2年)が8位となり、日本男子今大会初の決勝進出。瀬戸大也(TEAM DAIYA)は11位で決勝に進めなかった。女子200m個人メドレー準決勝では、400m個人メドレー金メダリストの大橋悠依(イトマン東進)は5位で決勝へ。2種目でのメダル獲得となるか。

午後セッションでは各種目の予選が行われ、男子200m平泳ぎではメダル獲得を狙う佐藤翔馬(慶應義塾大3年)と武良竜也(ミキハウス)が登場。ここでは日本選手の出場種目の見どころを紹介していこう。

花形種目の男子100m自由形に出場するのは中村克(イトマン東進)。すでに400mフリーリレーに出場しており、その時は第一泳者で48秒56。準決勝ラインは48秒台前半と予想されるだけに、どこまで上げられるか。
優勝候補は、今大会の主役候補であるC・ドレッセル(アメリカ)だが、100m背泳ぎで銀メダルを獲得したK・コレスニコフ(ロシア)も王座を狙う。

女子200mバタフライには長谷川涼香(日本大4年)が出場。昨年マークした自己ベストの2分5秒62を更新できればメダル獲得の可能性は高い。
優勝候補は張雨霏(中国)とH・フリッキンガー(アメリカ)。ともに今年に入ってから2分5秒台をマークしている。メダルラインは2分5秒台といったところか。

日本のお家芸である男子200m平泳ぎには、佐藤と武良が出場。大会初日から行われた100m平泳ぎでは、武良は予選で自己ベストを更新し準決勝に進出。佐藤は予選敗退となった。200mでは佐藤は優勝候補の一人で、武良にもメダル獲得のチャンスはあるだけに、しっかりと予選を通過したい。
ライバルとなるのは2019年光州世界選手権王者で、後半に驚異の追い込みを見せるA・チュプコフ(ロシア)、今大会100m平泳ぎでも銀メダルを獲得しているA・カミンガ(オランダ)、今季世界ランキング1位のZ・スタッブレティクック(オーストラリア)と、多士済々。世界記録決着もあり得そうだ。

男子800mフリーリレーには松元克央(セントラルスポーツ)、萩野公介(ブリヂストン)、柳本幸之介(日本大豊山高3年)、高橋航太郞(自衛隊体育学校)の4人で挑む。松元は金メダルも期待された200m自由形でまさかの予選落ち。切り替えて、チームを決勝へと導く泳ぎを見せられるか。

4日目/7月27日(火)
★本日の優勝者と日本選手決勝・準決勝結果
▼男子200m自由形決勝
[1]T・ディーン(英国)1.44.22
▼女子100m背泳ぎ決勝
[1]K・マッキューン(豪州)57.47
▼男子100m背泳ぎ決勝
[1]E・リロフ(ROC)51.98
▼女子100m平泳ぎ決勝
[1]L・ジャコビー(米国)1.04.95
▽男子200mバタフライ準決勝
[8]本多  灯(日本大2年/アリーナつきみ野SC)1.55.31
[11]瀬戸 大也(TEAM DAIYA)1.55.50
▽女子200m個人メドレー準決勝
[5]大橋 悠依(イトマン東進)2.09.79
[15]寺村 美穂(セントラルスポーツ)2.12.14

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