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2021-07-27

【柔道】「自分一人では絶対に獲れなかった金メダル」永瀬、リオのリベンジ果たし“鬼門”の81kg級で21年ぶりの金

2000年シドニーオリンピックの瀧本誠以来となる81kg級の優勝を果たした永瀬貴規(写真/GettyImages)

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男子81kg級

永瀬貴規[旭化成]

優勝

 リオ五輪3位の悔しさを胸に、日本武道館の畳に上った永瀬貴規。ノーシードの戦いは厳しい試合の連続だった。初戦はやや慎重になり、延長戦にまでもつれる展開。続く3回戦は、3月のグランドスラム・タシケントで敗れている相手。相手の特技の“ヒザ着き大内刈”にしっかり対応し、本戦終了間際に得意の足技で退けた。

 4回戦は相手の変則組み手にてこずりながらも、粘り強く対応しワンチャンスに小外掛で勝利した。そして迎えた準決勝の相手は世界ランク1位のカッセ(ベルギー)。右の釣り手を持たせてもらえず攻めきれない時間が続いたが、延長2分28秒、片襟の背負投でカッセをねじ伏せた。

 決勝戦、試合開始と同度に気合いを入れてモラエイ(モンゴル)に向かって行く永瀬。右の釣り手でしっかり間合いを取り、モラエイの形にさせなかった。延長戦に入ってからも粘り強さと集中力を切らさず、最後は足車でモラエイを投げ切った。

 長らく日本人が勝てなかった大混戦の81kg級で、永瀬がみごと頂点に立った。

◎永瀬貴規のコメント
「たくさんの方の支援やサポートがあって無事オリンピックが開催することができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。前回のリオオリンピックで悔しい思いをして、それから5年間、辛い時間の方が多かったんですけど、本当にこのためにやってきてよかったと思います。僕の長所というのは気持ちで、折れずに最後まで攻め抜く姿勢だと思っているので、今大会はそれがいかせて良かったと思います。自分一人では絶対に獲れなかった金メダルだと思います。本当にたくさんの方に支えられて感謝の気持ちでいっぱいです」

ノーシードから勝ち上がり、決勝でモラエイを破りみごと混戦の81kg級を制した永瀬貴規(写真/GettyImages)
ノーシードから勝ち上がり、決勝でモラエイを破りみごと混戦の81kg級を制した永瀬貴規(写真/GettyImages)

◎永瀬貴規/東京五輪全戦績
2回戦 ○指 導 3△ アルベイラク(トルコ)
3回戦 ○足  車△ パルラティ(イタリア)
4回戦 ○(技あり)△ レッセル(ドイツ)
準決勝 ○(技あり)△  カッセ(ベルギー)
決 勝 ○(技あり)△  モラエイ(モンゴル)

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