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2021-08-02

【東京五輪・陸上】アスリートの声:男子走高跳・バルシム「互いに見て、それで分かったんだ。もう必要ないって」

ジャンプオフを選択せずに優勝を分け合ったバルシム(左)とタンベリ 写真/Getty Images

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さまざまな思いを胸にオリンピックの舞台に立ったアスリートたち。目標を達成した者、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった者、選手が気持ちを発するミックスゾーン(取材エリア)で印象に残った言葉を紹介する。

ムタス・エッサ・バルシム(カタール)
男子走高跳決勝
1位タイ 2m37

「互いに見て、それで分かったんだ。もう(ジャンプオフは)必要ないって」

男子走高跳決勝は、ムタス・エッサ・バルシム(カタール)とジャンマルコ・タンベリ(イタリア)が2m37、無効試技数の少なさで並びトップタイとなったが、優勝決定のジャンプオフを選択せずに両者優勝に。その決定の背景を聞かれての回答。バルシムは3度目のオリンピックで、タンベリも初優勝を飾ったが、共にこの5年間は足首のケガ等に悩まされ、苦しい時期を過ごしてきた。フィールドを離れても友人関係という二人ゆえに、彼らにしか分からない思いがアイコンタクトで通じ合ったのかもしれない。

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