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2021-08-02

【アメフト】K山﨑、LB丸尾がCFLの開幕ロースター入り 日本人初の公式戦出場へ

CFLライオンズの開幕ロースターに残ったK山﨑=(C) BC Lions

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 カナダのプロフットボール、CFLは現地7月31日、今季の開幕に向けて、各チームが最終登録メンバーを発表した。日本から挑戦していた6選手の中で、BCライオンズのK山﨑丈路(オービック)とウィニペグ・ブルーボマーズのLB丸尾玲寿里 (アサヒ飲料)が正選手枠であるアクティブロースターに生き残った。山﨑と丸尾は現地8月5日に開幕する第1週に正選手として臨む。試合出場できれば、日本人選手としては初めてとなる。

CFLライオンズの開幕ロースターに残ったLB丸尾(#44)=2020年3月の日本代表ーTSL選抜戦で、撮影:小座野容斉
CFLライオンズの開幕ロースターに残ったLB丸尾(#44)=2020年3月の日本代表ーTSL選抜戦で、撮影:小座野容斉

 モントリオール・アルエッツのLB山岸明生(富士通)、RB李卓(オービック)、ブルーボマーズ のOL町野友哉(富士通)、トロント・アルゴノーツのK佐藤敏基(IBM)はプラクティスロースター(NFLでいうプラクティススクワッド)としてチームに帯同することになった。

 開幕週は、丸尾のブルボマーズがハミルトン・タイガーキャッツと本拠地ウィニペグのIGフィールドで、現地8月5日に対戦する。山﨑のライオンズはアウェーで、サスカチュワン・ラフライダーズと、現地8月6日にレジャイナのモザイクスタジアムで対戦する。


K山﨑「目指すところに向かい走り続ける」

 K山﨑の所属するライオンズは、2019年は9チーム中最下位だった。キャンプイン前にロースター登録されているのはP1人にK2人だが、山﨑も含めた全員がCFL未経験者。そして、もう一人のKは大学ではパンターだった。山﨑もその状況を熟知しており、当初から「純正Kとして違いを見せる」とアクティブロースター枠を勝ち取る自信に満ちていた。

キャンプでも、試合形式のスクリメージで、前半終了時の54ヤードフィールドゴール(FG)や、ゲームを決める46ヤードのFGを決めるなど好調を維持していた。

CFLライオンズの開幕ロースターに残ったK山﨑=(C) BC Lions
CFLライオンズの開幕ロースターに残ったK山﨑=(C) BC Lions


山﨑は自身のSNSで


「自分の目標はここではなく、もっと先にあります。(アクティブロースターの)立場を守るのではなく、より先に進むためにすべきことをして目指すところに向かって走り続けます。」
「初めての経験ですが、やることは同じ。自分に集中して結果を出します。1歩1歩ゆっくりでも確実に進めるのが自分の長所と思っています。次の1歩に向けて歩き続けます!」

と投稿した。

   ◇

 昨季を中止したCFLは、今季も新型コロナウィルス感染症のため、開幕を8月上旬に遅らせ、公式戦も18から14試合に削減した。米国人以外の外国選手「グローバル選手」向けのロースター枠も2から1に減らされたが、プラクティスロースターは逆に13と広がった。日本人6人も含めた選手たちは、7月10日にキャンプインし、生き残りをかけて争っていた。

 人口が日本の約3割のカナダは、4月中旬に感染のピークを迎え、感染者数が1日1万人を超える日もあった。しかし、ロックアウトやワクチン接種などが奏功して、7月下旬には1日の感染者数を400人前後まで減らすことに成功した。感染者の多かった東部の州を避けて行われる開幕週は、スタジアムの収容人員の制限なしに開催される予定だという。

【小座野容斉】

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