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2021-08-19

実力示し竹原秀一が男子200m背泳ぎ制す【インターハイ競泳/第3日】

男子200m背泳ぎを制した竹原(写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン)

長野市の長野運動公園総合運動場総合市民プール(アクアウイング)で開催されているインターハイ競泳は8月19日、大会3日目を迎え、男子3、女子4種目で決勝が行われた。
ハイレベルな争いが予想された男子200m背泳ぎは高校ランク1位の竹原秀一(福岡・東福岡2年)が1分58秒08で優勝し、前日の100m背泳ぎとの2冠を達成。女子100m平泳ぎは加藤心冨(埼玉・春日部共栄1年)が1分8秒52で激戦を制した。

竹原が、西小野皓大(鹿児島・鹿児島情報3年)、山田海都(北海道・札幌静修3年)とのライバル争いを制し、得意の200m背泳ぎで優勝を飾った。タイムは自己ベスト更新はならなかったものの、前半を57秒39で突っ込む攻めの泳ぎを披露。2日連続のレースもなんのその、持ち味の思い切りのよいレースで勝利をつかみ取った。「1分57秒台を出したかったのですが、前半を速く入ることができたことは良かったと思います」と語り、納得の表情を浮かべた。もちろん、これで満足したわけではない。その視線の先にあるのは来年開催される福岡世界選手権だ。
「地元の福岡県であるのでぜひ出てみたいですし、世界の選手たちと勝負してみたいです」と力強く語っていた。

決勝進出8名のうち、実に6名が1年生となった女子100m平泳ぎ。1年生4名が表彰台に上がる大激戦となり、新時代の到来を印象づける結果となった。その頂点に立った加藤は、信じられないといった表情でレースを振り返った。
「インターハイ優勝は昨年からずっと目指していたのですが、最近はずっと1分9秒台も出せなくて、不安でいっぱいでした。だから、正直、優勝できるとは予想していなかったのですごくびっくりしました。今大会に向けては、課題だった後半の失速を抑えるための練習をいろいろやってきたのが良かったと思います」

女子100m平泳ぎは1年生4人が表彰台に。左から2位・矢本奈菜(神奈川・日大)、優勝・加藤、同着3位・高橋陽向(神奈川・日大藤沢)、小畠優々美(神奈川・白鵬女子)(写真提供◎日本水泳連盟)

このほか、3日目は女子800m自由形では1年生の青木虹光(群馬・明和県央)が優勝し、男子100mバタフライでは丹保陸(埼玉・埼玉栄3年)が接戦を制してチャンピオンの座につくなど、前日に続き見どころ満載の1日だった。明日はいよいよ最終日。今大会、まだ誕生していない高校新樹立シーンは見られるか。男女の学校対抗で栄冠を勝ち取るのはどこか? 大会4日間を締めくくるハイレベルなレースに期待したい。

インターハイ3日目[8月19日]の優勝者
女子800m自由形/青木 虹光(群馬・明和県央1年)8分42秒92
女子200m背泳ぎ/水野 柚希(埼玉・栄東1年)2分12秒39
男子200m背泳ぎ/竹原 秀一(福岡・東福岡2年)1分58秒08
女子100mバタフライ/山岸 琴美(長野・飯田女子3年)58秒82
男子100mバタフライ/丹保  陸(埼玉・埼玉栄3年)53秒03
女子100m平泳ぎ/加藤 心冨(埼玉・春日部共栄1年)1分8秒52
男子100m平泳ぎ/松田 藍青(愛知・愛知3年)1分0秒99

文◎佐藤温夏(ライター)

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