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2021-09-04

三沢光晴がジャンボ鶴田にフェースロックで初のギブアップ勝ち【9月4日は何の日?/週刊プロレス】

三沢光晴のフェースロックでジャンボ鶴田がギブアップ

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 1991年9月4日、全日本プロレス日本武道館大会で三沢光晴がジャンボ鶴田から初めてギブアップ勝ちを収めた。

 三沢は同年7月に川田利明とともに世界タッグ王座を奪取。初防衛戦で鶴田&田上明組の挑戦を受けた。

 試合は完全に鶴田の独壇場。三沢が右肩を痛めていたため、王者チームは大きなハンディを背負っていたのだ。

 アームブリーカー、変型コブラツイスト、腕ひしぎ十字固めと非情な集中攻撃を受けた三沢は15分過ぎに場外でうずくまった。セコンドの力を借りて、右肩にテーピングを施す。

 鶴田は余裕たっぷり。劣勢を強いられた王者組だったが、三沢が右肩の痛みに耐えて、エルボーを軸に反撃。鶴田の雪崩式ブレーンバスター、パワーボムを食らうも、ジャーマンからフェースロックにつなぐ。

 カットに入ろうとした田上を川田が胴締めスリーパーで捕獲。この千載一遇のチャンスで三沢が絞り続けて、鶴田からギブアップ勝ちを収めた。

 前年の1990年6月、鶴田からの初勝利は丸め込みだった。しかし、今回は完璧なギブアップ勝ち。全日本プロレスの時代が大きく動いた一戦だった。

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