トヨタ自動車 6対0 豊田自動織機
▲完封したトヨタ自動車・後藤希友
豊田織機|0000000=0トヨタ |000024X=6[豊]●ダラス・エスコベド、阿南恵子-チェルシー・グッドエーカー、椛山奈々
[ト]○後藤希友-切石結女
【本】鎌田優希、長谷部陽香(ト)【二】山崎早紀(ト)
後藤希友(トヨタ自動車)、ダラス・エスコベド(豊田自動織機)の投げ合いとなった一戦。4回まで0対0の均衡を破ったのはトヨタ・鎌田優希のバットだった。二死二塁の場面で打席に立つと、エスコベドが投じた6球目のカーブをとらえ、右翼フェンス向こうへ。これで勢いづいたトヨタ打線は6回、代わった阿南恵子から六番・山崎早紀が2点適時二塁打。さらには代打・長谷部陽香が右越え2ランを放ち、終わってみれば6対0で完勝。こちらも大きな1勝を手にした。豊田自動織機は初回、一番・須藤志歩、二番・中川彩音が後藤から連打を奪い出塁も、後続が断たれ得点につなげられなかったのが痛かった。
《監督・選手コメント》トヨタ自動車・中西あかね監督「ここでいいスタートが切れるのは後半戦を戦ううえで大事だと思っていたので、投手はよく投げてくれたし打線も援護してくれて、いい形で勝てて良かったと思います。後藤は最初ヒットを打たれたときに向こうのリズムになってしまうかなと思いましたけど、その後は自分のピッチングというか、低めにコントロールできていたし、チェンジアップもいい形で投げられていたと思います」
トヨタ自動車・鎌田優希選手「(先制の2ラン)正直振ったときはあまり覚えていないんですけど、思ったより打球が飛んだので、走りながら『行け行け!』と思っていました。打ったのはたぶんカーブかライズ。2ストライクまで追い込まれていたので、狙っていたというよりも反応で合わせられたという感じです」
トヨタ自動車・後藤希友投手「今までの日本リーグよりあまり緊張しなかったというか、オリンピックの舞台を経験してあれ以上の緊張感は感じないのかなと思いました。今回の試合も結構緊迫した場面があったんですけど、すごく冷静に投げることができたので一歩成長したかなと思います」
豊田自動織機・永吉慎一監督「ダラスもよく投げていて、打者もよく打っていたんですけど、あの2ランホームランの一球だけですね。相手がオリンピックでもいい投球をしていた後藤投手ということで、点を取るのは厳しいというのは分かっていたので、ワンチャンス・ワンミスが左右するよとは選手たちにも言っていたのですが、2ランのところがキーだったと思います」
豊田自動織機・ダラス・エスコベド投手「力強くスタートできて、打者陣も積極的に頑張ってくれたと思います。ただ中盤くらいから自分のリズムをちょっと崩してしまって、最後まで力強くいけけませんでした」
▲先制の2ランを放ったトヨタ自動車・鎌田優希
▲豊田自動織機のダラス・エスコベドは中盤まで好投
<豊田自動織機スターティングオーダー>
1(二)須藤志歩
2(中)中川彩音
3(左)金江爽友
4(一)田井亜加音
5(捕)チェルシー・グッドエーカー
6(遊)竹中真海
7(三)大平あい
8(右)佐藤友香
9(DP)椛山奈々
FP(投)ダラス・エスコベド
<トヨタ自動車スターティングオーダー>
1(DP)有吉 茜
2(二)鎌田優希
3(左)石川恭子
4(一)古澤春菜
5(三)下山絵里
6(中)山崎早紀
7(捕)切石結女
8(左)伊波菜々
9(遊)渥美万奈
FP(投)後藤希友
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