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2021-09-11

長与千種が号泣する中、3選手離脱のマーベラスが再スタートへ【週刊プロレス】

号泣となった長与を抱きとめる選手たち

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10日、都内・新木場1stRINGにて、所属3選手離脱の激震に見舞われたマーベラスが、リスタートの一歩目となる無観客配信マッチを開催した。

長与千種による徹底した道場論を重視し、全寮制による選手育成がおこなわれてきたマーベラスは、現在の女子団体の中でも非常にハイレベルな基礎の徹底と、選手個々の深い団体への愛情、そして一枚岩の結束が最大の魅力となってきた団体だ。

その中で生え抜きの選手たちが次々に育つも、星月芽依、神童ミコト、響の3選手が8月末付けで退団となったことが発表。この理由については明言されていないが、長与は「すべては自分の不徳の致すところです。それと同時に、若い子は望むのならば旅をさせてあげることもひとつの選択肢だと学びました。生みの親としては最後まで見届けて応援しようと思います」とのみ語っている。

その後は選手個々のSNS活動も控えられてきた中、リスタートとなるこの日の大会では、所属の6選手(KAORUとMariaは負傷欠場中)による1試合のみをラインアップ。新人の宝山愛を含めた6選手がそれぞれの個性を放ち、マーベラスらしさに満ちた熱闘が繰り広げられた。

試合を終えて円陣を組み、結束を固める選手たちからひとり離れて試合を眺めていた長与は思わず号泣も、選手たちが駆け寄りひとりずつグータッチが交わされた。

ここにきて若い女子選手の退団が各団体でも相次いでいるが、長与は「自分にとっても初めての経験だったけど、自分が手塩にかけて育てた子だってことは間違いない。契約上の縛りもないし、あの子たちに言ったのは、1日の休みは3日の遅れということ。これからも見守っていくし、強くなっていればまた交わることもあると思います」とコメント。

今後は10・1後楽園、10・27後楽園と大一番も続く。マーベラスの根底にあるのは長与による選手たちへの絶対的な愛情であり、その部分に変わりはない。

BBM SPORTS

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