close

2021-09-11

12年ぶりリーグ戦出場の武藤敬司は「コンディションそんなによくない」 NOAH「N-1」開幕前日会見【週刊プロレス】

会見出席者たち

全ての画像を見る

11日午後5時より都内・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントにてNOAH9・12後楽園大会より開幕するシングルリーグ戦「N-1 VICTORY 2021」の会見がおこなわれた。

NOAH「N-1 VICTORY 2021」は各4選手エントリーの4ブロック制。9・12後楽園~9・26後楽園まで公式戦がおこなわれ、10・3後楽園で決勝トーナメントを開催。優勝者は10・10大阪で丸藤正道のGHCヘビー級王座に挑戦することが決まっている。また、開幕戦の9・12後楽園大会はインターネットTV「ABEMA」にて当日午前11時より生配信される。

会見出席者のコメントは以下。

【Aブロック】


征矢学「今回2度目の出場。Aブロック、GHCナショナル、GHCタッグのチャンピオンがいる。どの試合もタイトルマッチのつもりで臨みたいと思ってます。自分は己の限界を超える。ただそれのみです」

清宮海斗「オレはN-1で自分の居場所を作る。負け続けて、ずっと止まってるものがある。武藤敬司を倒して、オレがN-1を優勝する」

杉浦貴「まず明日のN-1初戦。隣の新弟子(武藤敬司)にサクッと勝って、弾みをつけて、全勝で優勝したいと思います」

武藤敬司「N-1についてはいろんなマスコミでたくさん語ってるので、今さら言いたいことはありません。ぜひ優勝を目指してがんばりたいと思います。以上です」

――武藤選手、直前のコンディションは?

武藤「オレもいろいろあって、コンディションそんなによくないんで。ただ、そんなことを言えないだろ。明日、試合が始まるのに。そんなに言わせないでよ」

――Aブロックの選手からかなり意識されているが?

武藤「このようなリーグ戦に出るのは10数年ぶり。その10数年前はおそらくいつも優勝候補筆頭だった。今回に限ってはなんかちょっとそういう感じの声がなかなかしてこない。そういうものに対してのムカつきがあります。それを試合にぶつけたいと思います」

――清宮選手、どれぐらい気持ちが晴れた?

清宮「今までいろいろ悩んだりしてきましたけど、こないだの(9・3横浜)ラジアントで1つつかめたものがあって。N-1が自分の目の前に来てるんで、完全に気持ちをN-1に向けて、ここで優勝するという気持ちです」

――杉浦選手、GHCナショナル&世界ヘビー級2冠王でのN-1だが?

杉浦「簡単に言えば、負けられない。このリーグ戦、負けたら優勝できないと思ってるんで、だからさっきから全勝って言ってる」

――征矢選手、初戦は清宮戦だが?

征矢「今のオレには失うものがないので、全力でいきますよ。ただそれだけです」

【Bブロック】

稲葉大樹「このN-1に初出場できることを光栄に思います。初出場で自分の存在感を出して優勝を目指して全力でぶつかっていきたいと思います」

望月成晃「3年連続エントリーさせていただき光栄です。公式戦は3試合と少ないですけど、1敗もできないとか考えずに勢いに乗ることが大事だと思ってるので。波に乗ったらいける。優勝者は丸藤選手と闘うと決まってる。準決勝、決勝とM'sアライアンスのメンバーとやれたら最高の形かなと思ってます」

拳王「NOAHリーグ戦史上初、こんなにも未来の見えないリーグ戦。平均年齢50歳近い旬の過ぎたレスラーが大勢出て、NOAHに未来が見えるのか。オレは燃えてるぞ。こんな老人たち、オッサンたちはNOAHを小遣い稼ぎの場所にしか思ってないんだろ。そんなヤツらを倒して、このリーグ戦、未来が見えるのは一つしかないだろ。それはオレが優勝して、丸藤が持つGHCヘビー級のベルトを奪うことだ」

ケンドー・カシン「(欠席のため司会者が代読)大輔、大樹、成晃、オレはオマエらのすぐそばにいるぞ」

※約1分間、妖しげな音楽が流れ、拳王、望月、稲葉が警戒する。しかし、カシンは出てこなかった。

拳王「来てねぇのかよ! なんだよ、この音楽は。ナメてんのか、ケンドー・カシン。明日の初戦、テメーと当たるんだよな。NOAHのリーグ戦、こんなナメたリーグ戦じゃねぇんだよ。ケンドー・カシン、オレは明日、テメーのリーグ戦、終わりにしてやるからな」

――望月選手、拳王から小遣い稼ぎと言われたが?

望月「確かにボクも50を超えてますけど、間違ってもらっちゃ困るのはボクはレジェンドでも何でもない。まだまだ発展途上のレスラー。真摯にがんばる。それだけですね」

――望月選手、カシン選手&稲葉選手の印象は?

望月「稲葉選手は初戦。どこかでちょこっと当たった記憶があります。申し訳ないですけど、安牌じゃないですけど、勢いに乗るためにも初戦はまず取らせてもらう。最終戦は拳王選手。ここで勝った方が上がるって状況にもっていければいい。ケンドー・カシンは…両者リングアウトとかも想定の上で2勝1分で上がりたいと思います」

――稲葉選手、望月選手から「安牌」と言われたが?

稲葉「キャリアも一番下ですけど、足元をすくわれないように気をつけてください。そこを狙ってます。ボクも勝ちを狙ってるので気をつけてください」

――拳王選手、稲葉選手&望月選手の印象は?

拳王「稲葉は前の団体(WRESTLE-1)がなくなって、迷子のようにNOAHにやってきて、まだ迷子のように焦点が定まってないように感じるよな。だから、本当にやる気がないんだったら、このリーグ戦で迷子のままNOAHのリングから去ってくれ。望月、オレは一度リーグ戦でコイツに敗れて上に行けなかったことがある。いまだに覚えてるよ。この悔しさを晴らせるのは今年のN-1 VICTORYだ」

――拳王選手、リーグ戦の後に倒したい選手は?

拳王「それはもう10月10日、大阪府立体育会館で待ってる丸藤正道だけだ」

【Cブロック】

鈴木鼓太郎「N-1初出場、ジュニアからは自分一人ということで、でかいことを言っても聞いてる人には響かないと思うので、まずはジュニアの力を証明する。そこに全力を注ぎたいと思います」

桜庭和志「シングルなんで全員なんとか絞め落とせればいいなと思います」

中嶋勝彦「ついに来たね、今年のN-1が。いや、オレのシリーズが。今年も優勝してやるぞ。連覇、そのことしか頭にない」

田中将斗「(欠席のため司会者が代読)いろんなリーグ戦に出てきましたが、N-1は最も優勝するのが難しいリーグ戦の1つだと思います。しかし、ボクは優勝するためにえんとりーしたので、初戦からエンジン全開でいきます」

――桜庭選手、Cブロックの印象は?

桜庭「中嶋選手は何度かタッグでやったことがあるけど、ほかは確か初めて。印象というよりは自分のペースをどうやってつかもうかなと思ってますね」

――桜庭選手、初戦は鼓太郎戦だが?

桜庭「すべての試合一緒。今日も練習してから来たんですけど、ちょうどそういう練習をしてきたので。自分の形にはめてしまえば、自分のペースになるので。どうやって相手をだまして、そのペースに持っていけるかを考えながらやります」

――鼓太郎選手、桜庭選手の話を聞いてどう思う?

鼓太郎「そっちのフィールドには乗らないよってところですね。オレみたいなタイプと当たったことがないと思うので、こっちのフィールドに引き込めば、十分勝機はあると思ってます」

――中嶋選手、初戦は田中将斗戦だが?

中嶋「初戦から厳しい闘いになると思うけど。このブロックのメンバー、非常にバラエティー豊かで面白い。幅も広いし。すべてを飲み込んで、決勝トーナメントに行くよ」

――中嶋選手、どんな光景を見せたい?

中嶋「そうね…一番はオレにしかできないこと。去年よりもしびれる試合をやって、去年よりもまた違う中嶋勝彦をお見せします」

――中嶋選手、初戦の田中にはシングル未勝利だが?

中嶋「初戦なんでポイントになると思ってますよ。過去の戦歴はあるけど、過去と今は違うし、非常に個人的にもとても明日が楽しみです」

――中嶋選手、田中戦の攻略法は?

中嶋「彼は真っすぐなタイプ。そこには付き合わないようにしようかなと」

――鼓太郎選手、普段と闘い方を変える?

鼓太郎「今持ってる自分のプロレスで勝負しようと思っています」

【Dブロック】

齋藤彰俊「N-1は初出場。フレッシュに。そういう気持ちでいきたいと思います。あくまでも心の中、動きはニュートラルに。自分にとってN-1のNはニュートラルかなと思ってます。がんばります」

藤田和之「生中継? 生中、持ってきて。生中継だから。今日はないの? ダメ? なんだよ。ないない尽くしじゃねぇか。ビールもないし、つまみもないし。このトーナメント、賞金もないんだろ。(会見場に)看板もないし。ないない尽くしのNか。どうしようもねぇな。明日からやるけど、がんばるよ。何かないとがんばれないよ。モチベーション、ないよ。ないないのNか。ちゃんと用意しろよ。ゲストいっぱいいるんだからさ。これやったら何がもらえるの。まぁ、いいや。とにかく明日やりますよ。ビールないけどさ。しょうがねぇな。以上」

マサ北宮「誰よりもタフでハードに闘い抜いて、NOAHの頂点にいる丸藤正道のところにたどり着きたいと思う。無心で闘って優勝を狙います。以上」

船木誠勝「(欠席のため司会者より代読)N-1 VICTORY 2021、このメンバーの中で勝ち上がるのは至難の業。今の自分には最後のチャンス。来年はありません。今年優勝を狙います」

――藤田選手、Dブロックの顔ぶれについてどう思う?

藤田「いつも通り、誰が相手だろうと全力で叩き潰しにいく。だけどね、せめてもうちょっとにぎやかにやってほしかったよね。賞金がないしさ。どっかのリーグ戦は賞金があるんだからさ。このリーグ戦、ほとんど外のゲストばっかでしょ。モチベーションがないと思うんだよ。そのへんのところだけ本当に納得がいかない」

――藤田選手、優勝の名誉だけでは物足りない?

藤田「優勝したら、何がある?」

――丸藤正道選手のGHCヘビー級王座に挑戦できます。

藤田「挑戦したら何があるの? チャンピオンになったら何があるの? そんなことやってるからオレたちのこと、小遣い稼ぎって言われるんだよ。だから、ちゃんと賞金とか用意して、オレたちがよだれ垂らして取りたくなるようなものを目の前に並べてほしいなってオレは思うんだよ」

――藤田選手、リーグ戦はかなり久しぶりだが?

藤田「試合に来てるんじゃないんだよ。オレは稼ぎにきてる。小遣い稼ぎじゃねぇから」

――北宮選手、藤田選手の主張についてどう思う?

北宮「リングに上がる理由は人それぞれ。どん欲に勝ちたいヤツもいれば、ニンジンぶら下げられてがんばるヤツもいる。ただただ闘いを求めてるヤツもいる。そのへんは各々の自由だと思ってる」

――北宮選手、藤田選手の印象は?

北宮「誰が相手でもこのDブロックはタフでハードなメンツ。藤田和之に限らず、齋藤彰俊も船木誠勝もみんな命がけでリングに上がって闘わないと勝利をもぎ取れないと思います」

――齋藤選手、2選手の主張を聞いて何を思う?

彰俊「いずれにしても、ここのメンバーと当たること、闘えることに刺激がある。さっきから会見を聞いてるけど、みんな熱い。メチャクチャ熱い。高気圧みたい。でも、オレは低気圧。それがなぜかって言うと、暖かいところから冷たいところに風が吹く。だからオレに風が吹く。そして、そこから上昇気流が起こる。オレはそれを起こす」

タグ:

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事