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2021-09-17

新日本プロレス「G1」開幕迫る! 注目リーグ戦ピックアップ⑤SANADAvsEVIL【週刊プロレス】

昨年のG1公式戦でも両者は対戦

新日本プロレス年間最大シリーズであり、“最強戦士決定リーグ戦”として定着している『G1 CLIMAX』の開幕が迫ってきた。

 91年に第1回が開催され、今年で実に31回目を数えるリーグ戦。今年もA・Bブロック10名ずつ、計20選手がエントリーし、9・18大阪大会~10・21日本武道館大会まで、全国12会場全19大会のロングランリーグ戦で優勝が争われる。

 各ブロックの注目リーグ戦をピックアップし、過去の戦績を振り返っていく企画のラストは、10・20日本武道館でのBブロック最終公式戦で組まれているSANADAとEVILの一戦。今年1・5東京ドーム大会(SANADAが勝利)以来の一騎打ちとなる。

 EVILは’15年10月にロス・インゴベルナブレス(のちロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン=L・I・J)に加入。SANADAは翌’16年4月に、L・I・Jの新メンバーとして新日本マットに登場した。2人は同年の『ワールドタッグリーグ』にエントリーし、’17&’18年の同タッグリーグ戦を連覇、IWGPタッグ王座も2度戴冠するなど、タッグチームとして実績を残した。

 初シングルは’17年のG1公式戦で、SANADAが勝利。’19年のG1公式戦ではEVILが勝利したものの、翌’20年に両者の関係が変化。同年6~7月の「NEW JAPAN CUP」準決勝で対戦すると、EVILはパートナーに対して容赦のない徹底したラフ攻撃を仕掛け、最後は急所攻撃から得意技を叩き込んで3カウント奪取。EVILは決勝戦でオカダ・カズチカを下すと、試合後にはBULLET CLUB入り。L・I・Jから脱退し、同時にSANADAとのコンビも完全に解消された。

 元パートナー同士となった2人は、昨年のG1でも最終公式戦で激突。ともに優勝決定戦進出が懸かった状況で、SANADAがオコーナーブリッジで丸め込んで、自身初のファイナル進出を決めた。前述の通り今年1・5東京ドームでのシングルもSANADAが勝利し、EVILは連敗中となっている(戦績はSANADAの3勝2敗)。

 今年もまた最終公式戦で組まれた通算6度目の一騎打ち。EVILは9・4メットライフドーム大会で、CHAOSから脱退したSHOも加えたユニット内の新チーム「ハウス・オブ・トーチャー」(拷問の館)を結成。参謀的な役割を果たしているディック東郷が全試合でセコンドに付くことも予想され、なりふり構わぬ戦法でSANADAから勝利をもぎ取ろうとするだろう。

 一方のSANADAは、今年2月の広島大会で飯伏幸太が保持していた2冠王座に挑戦して敗北。ニュージャパンカップも準々決勝敗退(ウィル・オスプレイに敗北)で、7月には内藤哲也とのコンビでIWGPタッグ王座を獲得したものの、やはりシングルプレーヤーとして新日本の頂点へと駆け上がる姿を期待しているファンは多い。

 今G1を控えても、SANADAを優勝候補に推す声は決して少なくない。公式戦では棚橋弘至、オカダ・カズチカとの一戦も控えており、2年連続での優勝決定戦進出、そして昨年は叶わなかった悲願の初優勝へと、一つひとつの闘いが期待を具現化するための道程となる。昨年のG1最終公式戦でも両者は対戦昨年のG1では、決勝で飯伏に敗れたSANADA

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