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2021-09-28

中嶋勝彦、N-1準決勝の船木誠勝戦へ予告「長期戦にはならない。一発で終わってしまうような緊張感ある殺伐とした試合になる」【週刊プロレス】

NOAH9・26後楽園大会でにらみ合った中嶋勝彦と船木誠勝

 28日、NOAH「N-1 VICTORY 2021」で決勝トーナメント進出を決めた中嶋勝彦が10・3後楽園大会における準決勝の船木誠勝戦と優勝決定戦に向けて必勝を誓った。

 中嶋はN-1初戦の田中将斗戦で敗北。いきなり崖っぷちに立たされたが、2戦目の鈴木鼓太郎戦で勝利。9・26後楽園大会で桜庭和志に勝って、田中が鼓太郎に敗れたため、Cブロック1位となった。

「初戦負けて、残り2戦勝ち続けても決勝トーナメントに行けない可能性もあった。運も味方につけられたってことだな。ここまで来たら、オレしかないだろ」

 決勝トーナメント準決勝では船木と激突。8・6後楽園大会の6人タッグマッチで対戦した際には緊張感ある攻防を展開。プロレスファン待望の初シングルマッチが早くも実現することになった。

「17年前、オレが最年少デビューした時、船木誠勝の記録を破った。その時から頭の中にはずっとその名前があったけど、まさかNOAHのリングで闘うことになるとはね。これも運命なんだろうね。そういう意味合いを考えただけでもゾクゾクするよ。

 一度6人タッグでやってみて、圧力がすごかった。簡単にはいかない。藤田和之戦も見たけど、長期戦にはならないだろうね。一発で終わってしまうような緊張感ある殺伐とした試合になると思ってる。向こうもそう思ってるでしょ。

 オレは試合を楽しんだ上で勝ってやろうって思ってる。向こうは試合を楽しむようなタイプじゃないだろうけど。このリーグ戦、田中、鼓太郎、桜庭…外敵ばかり相手にして緊張感ある試合ができて、確実にオレの幅も広がってるからね。

 船木は自分の間合い、リズムを作るのが得意。本当にくせが強い。そこからどうやって抜け出して、いかにして自分のリズムに持っていけるかが大事になってくるよね。

 向こうは『最後のリーグ戦になるかも』とか言ってるんでしょ? オレがリーグ戦最後の相手でよかったな。NOAHのプロレスを存分に感じてもらって、悔いを残さずに最後のリーグ戦を終えてもらうよ。

 オレは船木戦はこれが最初で最後だと思ってる。10・3後楽園はもうチケットほとんどないみたいだから、見たいヤツはABEMAで見るしかないぞ」

 決勝トーナメント準決勝の船木戦に勝っても、数時間後には清宮海斗vs拳王の勝者との優勝決定戦が待っている。中嶋としては拳王との金剛対決を制し、N-1連覇という偉業を成し遂げるつもりだ。

「この1年間、金剛としてはなかなか話題を出せなかった。正規軍、M'sアライアンス、杉浦軍にもっていかれたっていうが多々あった。でも、N-1優勝決定戦という大きな舞台で拳王との優勝決定戦ができたら、これまでの悔しさも晴らせる。これだけのすごいメンバーがそろったリーグ戦で、最後、金剛のオレと拳王で優勝決定戦だったら痛快だろ」

 すでに今年のN-1覇者は10・10大阪で丸藤正道の持つGHCヘビー級選手権への挑戦が決まっている。自身が同王者だった2016年10月~2017年8月まで再三再四“挑戦者・丸藤”を求めたが、実現することはなく王座から陥落。7年3カ月ぶりとなる丸藤とのGHCヘビー級選手権は中嶋にとって待望すぎる一戦である。

「この過酷なN-1で優勝したら、きっとオレはボロボロ。でも、チャンピオンはピンピンしてる。その状況で試合をして、オレが勝ったら気持ちいいだろうね。そこまで描いて、このリーグ戦やってきたから」

 10・3後楽園大会でN-1連覇、10・10大阪で丸藤からのGHCヘビー級王座奪取。中嶋は一気にNOAHの頂点へと駆け上がっていく。

 注目集まるNOAH「N-1 VICTORY 2021最終戦」10・3後楽園大会は、午前11時よりインターネットTV「ABEMA」格闘チャンネルにて無料生中継。ゲストは芸能界屈指のNOAH通として知られる山田邦子さん。NOAHの激闘から目を離すな!
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