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2021-10-15

船木誠勝が鈴木みのるに勝利して号泣「生きていて、感動して泣けるなんて、あんまりないですからね」【10月15日は何の日?/週刊プロレス】

鈴木みのるの首に絡みつく船木誠勝

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 1994年10月15日、パンクラス両国国技館大会で船木誠勝と鈴木みのるが4年半ぶりのシングルマッチをおこなった。

 前回は1990年4月15日、新生UWF博多スターレーン大会で実現。8分53秒、船木がヒールホールドで勝利を収めている。

 4年半ぶりのシングルだったが、鈴木にとっては「雑誌の1ページで船木さんを見つけた日から今年がちょうど10年目」という感慨深い一戦。藤原組でも実現せずにパンクラス旗揚げ2年目で満を持して組まれた。

 試合開始と同時に船木が意表を突くスライディングで先制攻撃。殺気立った取っ組み合いの大ゲンカはものすごいスピード感で動いていき、船木がバックマウントからボディーにパンチを叩き込むと、鈴木の首に絡みついてスリーパーへ。

 鈴木はギブアップの意思表示をしなかったが、白目をむいて失神。これ以上は危険と見て、レフェリーが試合を止めた。

 試合タイムはわずか1分51秒。試合後の船木は完全な泣き顔になっていた。「生きていて、感動して泣けるなんて、あんまりないですからね」。新日本プロレス、藤原組、パンクラスと共に歩んできた弟のような存在と両国国技館のメインという大舞台で闘えたことに喜びを感じていた。

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