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2021-09-24

21年前、船木誠勝が無名選手に負けた鈴木みのるに「オレは引退した方がいいと思います」【9月24日は何の日?/週刊プロレス】

試合後、船木誠勝と話す鈴木みのる

 2000年9月24日、パンクラス横浜大会で鈴木みのるがデニス・ケインに3分43秒、ギブアップ負けを喫した。

 動き自体は決して悪くはない。ブラジリアン柔術のデニス・ケインを相手に鈴木はキレのいいタックルを連発。横四方からケインのハーフガードを外すとアントニオ猪木vsモハメド・アリ状態に。この時点までは鈴木のペースに思えた。

 しかし、ケインが打撃を駆使して前に出ていったあたりから鈴木の動きが鈍くなった。間をとって腰のあたりを押さえている。その直後、鈴木のタックルを潰したケインがサイドをとってパンチ。鈴木はあっさりとギブアップした。

 試合後の鈴木は無言。盟友の船木誠勝は大会総括で「無名の選手にやられてしまった。もともと持っている首(の古傷)がまだ完治してなかったんじゃないかな。オレは引退した方がいいと思います」と語った。

 鈴木は1996年にケイ椎ヘルニアを発症してから欠場と復帰を繰り返していた。この一戦の2年後、2002年11月の獣神サンダー・ライガー戦を経て、2003年6月より新日本プロレスに参戦。鈴木は絶望のどん底から這い上がり、プロレスのリングで頂点へと駆け上がっていく。

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