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2021-10-23

【箱根予選会】日本人トップ争いは1秒差決着! 中央学大・栗原が明大・加藤を振り切る。3位は専大・高瀬

栗原(右)が加藤の猛追を振り切った 写真/椛本結城(陸上競技マガジン)

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箱根2区を見据える加藤
自信を得た高瀬

栗原にはわずかに及ばなかったものの、明大・加藤大誠(3年)も見事な追い上げを見せた。チームは2位・中大に4分16秒差をつけトップ通過と下馬評どおりの強さを見せつけた。加藤は過去2年、箱根駅伝のエース区間である2区を務めたように、今年も大黒柱の役割を担う選手だけに、箱根本戦を見越しての予選会でもあった。

「(箱根の)2区を走るんだったら、こういうところで(日本人)1位を取らなければいけないなと思ったので、それを形にできました。もう一回2区を走って、今度は絶対シード権を取って、きつい予選は2度と走りたくないなと。本戦までにもっともっと強くなって結果を出しに行きたいと思います」

加藤に続いて全体10位、日本人3番手に入ったのは、専大・高瀬桂(3年)。「予想していなかった順位」と驚いたが記録も栗原に3秒差の1時間02分49秒と、昨年の予選会で1年後輩の木村暁仁がマークした専大記録に5秒に迫る快走で、チームの総合9位、2年連続の本戦出場に大きく貢献した。

高瀬は、4月以降は左股関節の故障で夏までは十分に走れない時期もあったが、夏以降は練習をしっかり積んできた。「3月の日本学生ハーフ以降は、ほとんど試合にも出ていなかったので不安もありましたが、これまで地道に積み重ねてきたことが結果に出た」と本戦に向け、大きな自信をつかんだ。


チームトップの1時間02分49秒の快走を見せた高瀬

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