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2021-10-31

日本デスマッチ史上屈指の凄惨な場面…金村ゆきひろが炎へのパワーボムで大やけど【10月31日は何の日?/週刊プロレス】

炎の中にパワーボムで叩きつけられた金村ゆきひろ

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 1993年10月31日、W★ING小田原駅前旧市営球場大会にて、日本デスマッチ史上屈指の凄惨なフィニッシュシーンがリング上に広がった。

 当日は突風が吹き荒れていた。これまで日本では3回おこなわれたファイアーデスマッチ。この日は4度目。対戦カードは邪道&外道vs金村ゆきひろ&中牧昭二だ。

 2面でトーチが燃え上がり、残り2面にはバーブドワイヤーに灯油を染み込ませた布の塊を点在。突風で火炎は前後左右に揺れていた。

 邪道&外道は凶器持ち込みOKというルールのため火炎バットを持参。試合が始まると金村は火炎ラリアット、ファイアーを飛び越えてのトペも敢行。だが、中牧が邪道&外道に劣勢を強いられ、金村も押され気味に。

 リングには高山秀男が白い容器を手に上がり、マット中央に灯油をブチまける。ライターで着火すると、リング上はあっという間に火の海と化す。

 メラメラと燃え上がるマット目がけて、邪道は金村をパワーボムで叩きつけた。一瞬、火の中に消えた金村がリバウンドして観客の目の前に飛び出した時にはすでに全身が燃えていた。

 試合は6分46秒、レフェリーストップで邪道が金村に勝利を収めた。金村はリング下の転げ落ちてもなお火に包まれ、10秒以上も火ダルマの状態だった。

 セコンド陣に水をかけられて事なきを得たが、背中一面の皮膚がベロリとはがれていた。かなりの重傷であることは明白。二重、三重に囲んだファンは「金村、死ぬな!」と叫び続けていた。

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