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2021-11-13

前田日明が“同期”スーパー・ストロング・マシンのマスクをはいだ!「オレたちの闘いにマスクが必要なのか!?」【週刊プロレス】

スーパー・ストロング・マシンのマスクをはぎ取った前田日明

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 1987年6月29日、新日本プロレス後楽園ホール大会にて、前田日明とスーパー・ストロング・マシンが5年4カ月ぶりに6人タッグマッチで同じリングに立った。

 前田は82年2月9日の大阪大会を最後にイギリスに海外修行に旅立った。その時の対戦相手を務めたのが“マシン化”する前の平田淳二である。

 若手時代に両者はライバルとして切磋琢磨し合った同期。対戦成績も前田の16勝14敗20引き分けとほぼ互角だった。

 両者は紆余曲折のキャリアを歩んでマシンが長州軍団の一員として新日本に復帰。この一戦を迎える前には無法乱入して前田を血祭りにしていた。

 両者が真に望んでいるのは遺恨云々ではない。互いに先発を買って出ると前田が挨拶代わりの左ハイキックを一閃。これがマシンにクリーンヒットして脳震とうを起こしたようで、この日のファイトに精彩を欠いた。

 互いに勝敗に関係なかったが、試合後に前田はマシンのマスクに手をかけてはぎ取った。さらにマイクで「オレたちの闘いにマスクが必要なのか!?」とアピール。マシンも「いいか、前田。これからは正々堂々やるぞ」と呼応。シングルで雌雄を決する日が近づいていた。

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