close

2021-11-07

長州軍団不在を忘れさせたアントニオ猪木vs坂口征二、前田日明&高田延彦vs藤原喜明&山崎一夫の熱闘【週刊プロレス】

坂口征二に卍固めを決めるアントニオ猪木

 1987年5月13&14日の新日本プロレス札幌大会で長州力が藤波辰巳の足を破壊し、18日の千葉大会でスーパー・ストロング・マシンが前田日明を血祭りにした長州軍団だが、翌週は前週の激動と打って変わって、大きなアクションを起こさなかった。

 5月25日の仙台大会ではマサ斎藤が「パワーホール」に乗って登場。満員の客席からは長州コールが起こったが、本人は姿を見せない。

 セミのIWGPタッグ選手権=王者組・前田日明&高田延彦vs藤原喜明&山崎一夫が終わり、メインのIWGP公式リーグ戦=アントニオ猪木vs坂口征二も終了。結局、この日は長州軍団は現れず、会場に来場すらしていなかったようだ。

 しかし、物足りなさは皆無。セミ&メインの試合内容が素晴らしかったからだ。猪木は執念を見せ、2度目の卍固めで坂口からギブアップ勝ち。前年、リングアウトで敗れた借りを返して、IWGP決勝進出へ大きく前進した。

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事