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2021-11-15

【アメフト】CFLアルゴノーツの佐藤が試合出場へ パントとキックの両方をプレー、日本人5人目

日本時間11月17日朝のエルクス戦で試合出場する予定のアルゴノーツK佐藤=撮影:小座野容斉

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カナダのプロフットボール・CFL(カナディアン・フットボール・リーグ)、トロント・アルゴノーツのK佐藤敏基(IBMビッグブルー)が、正選手であるアクティブロースターに昇格する見込みとなった。佐藤本人がSNSアカウントに投稿した。現地16日午後7時30分(日本時間17日午前9時30分)にキックオフとなる、本拠地BMOフィールドでの、アルゴノーツ対エドモントン・エルクスの試合に出場する。

 アルゴノーツは、PとKを兼任させているため、佐藤はパントとキックの両方のシチュエーションでプレーすることになる。佐藤の背番号は70番。

 佐藤がCFLの公式戦に出場すれば、ウィニペグ・ブルーボマーズのLB丸尾玲寿里(アサヒ飲料チャレンジャーズ)、BCライオンズのKだった山﨑丈路(オービックシーガルズ)、モントリオール・アルエッツのRB李卓(オービック)、LB山岸明生(富士通)に続いて日本の選手として5人目となる。
佐藤自身は、2019、20年に、米国のプロ育成リーグ「TSL」でプレーしており、海外のプロチームでの公式戦出場は、2リーグ目となる。

佐藤は以下のように投稿した。


「明後日のホームゲームでCFLデビューします
I will play in the game Tuesday night
この日を待ち望んでいました
最高に楽しんできます
日本時間17日(水)午前9:30キックオフです
Grateful for this opportunity
Play for team」

現在、佐藤は、プラクティスロースター(NFLでいうプラクティススクワッド)としてチームに帯同している。アルゴノーツが第15週のゲームで、ハミルトン・タイガーキャッツに勝ってイースタンディビジョンの1位が確定したため、レギュラーシーズン第16週のゲームでアクティブロースターに昇格するものと思われる。

 佐藤は今年4月のCFLグローバルドラフトで、アルゴノーツから2巡指名された。チームは前年にK/P兼任のボリス・ビーディーをアルエッツからトレードで獲得して再契約していた。ビーディーは元フランス代表のアメフト選手で、CFLでは2015年から前シーズンまで計80試合に出場してきた実績を持っているため、佐藤がプレー機会を得ることが、難しかった。ビーディーは、今季50ヤード以上のフィールドゴール(FG)を6本決めているが、これはCFL全体で1位。佐藤にとって厚く高い壁となっている。

 CFLは第16週で今季のレギュラーシーズンが終了する。東西のディビジョンで上位3チームずつがプレーオフを戦い、勝った2チームが12月12日に王座決定戦の第108回グレイカップで対戦する。

試合出場することになったK佐藤のヘルメット=本人提供

【小座野容斉】

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