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2021-12-07

“バレットクラブ”プリンス・デヴィットが12年ぶりの全勝優勝! 史上初のバッドエンド…【第20回(2013年)スーパージュニア/週刊プロレス】

バッドラック・ファレの肩車で引き揚げる優勝者・プリンス・デヴィット

 2013年6月9日、新日本プロレス後楽園大会でプリンス・デヴィットが「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」12年ぶりの全勝優勝を果たした。

 同年の出場選手は獣神サンダー・ライガー、アレックス・シェリー、高橋広夢、ティタン、バレッタ、リコシェ、ロッキー・ロメロ、タイチ、デヴィット、タイガーマスク、田口隆祐、KUSHIDA、BUSHI、ケニー・オメガ、アレックス・コズロフ、ブライアン・ケンドリック、邪道、TAKAみちのく。優勝決定戦はデヴィットvsシェリー。史上初となる日本人不在となった。

 デヴィットはリーグ戦全勝で決勝トーナメント進出を決めた。それまでの愛される「デヴィちゃん」の座をあっさり捨てて、ブーイング上等のバレットクラブに変身。実力は過去の実績が証明しており、その上でバッドラック・ファレ、カール・アンダーソン、タマ・トンガらヘビー級のセコンドも介入させる戦法で勝利の山を築いてきた。

 対するシェリーにはパートナーのKUSHIDA、棚橋弘至、キャプテン・ニュージャパンら本隊がセコンドについていた。前年9月から新日本を主戦場として、主にジュニアタッグ戦線で活躍。スーパージュニアでシングルプレーヤーとして大躍進となった。

 両者のセコンドが乱闘を繰り広げる大荒れの中、最後はデヴィットが必殺のブラディサンデーを決めて2001年のライガー以来12年ぶりの全勝優勝を達成した。

 試合後もデヴィットは悪態をつきまくった。祝福ムードは一切なし。これまで闘い終わればノーサイドのスーパージュニア決勝だったが、史上初めてのバッドエンドとなった。

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