27日(日本時間28日)、アメリカ・ニューヨークで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に勝って初めての世界のベルトを巻いた尾川堅一(33歳=帝拳)が、喜びのコメ4んとを発している。なかにはポイント面に対する課題もあって、尾川の気持ちは早くも次に向かっているようだ。「ホッとした。この気持ちしかありません。いろんなことがありましたが結果で恩返しするとしか言えなかったので、本当にこの結果は嬉しいです」
「(ポイント差について)比較的、こちらのパンチ、ジャブなど採ってもらえていないんだなと感じました。ダウンを3回獲って、思っていたほどポイントは開いてないんだど感じました。でも、そういう部分も含めてこれも海外ですし、試合を進めながらも自分の手数が少ないのは感じていました。かといって相手が待ってるのが分かっているところへ不用意に入っていってポイントを取られるという、スパーリングでも経験しているイヤな流れにしたくなかったっていうのはありました」
「このレベルになると待ちのスタイルで、待って待って来たとこにコツンってやるのは簡単にポイントを取れるんで、そこに強引に行っても損するだけなんで、そういうところの印象も考えながら、ああいった試合展開になってしまいました。だけど最終回までプレッシャーをかけ続けられたというのは自分のスタイルの良さだとは思います」
「次は決められた試合をやるだけです。日本開催にこだわりはありません、逆に世界のいろいろなところで戦っていきたいという気持ちの方が強いです」
情報・写真提供◎帝拳ジム