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2021-11-27

【ボクシング】IBF王座決定戦出場の尾川堅一が計量パス

尾川はリミットを300グラム余しての余裕の合格だった

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 IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が26日(日本時間27日)にアメリカ・ニューヨークで行われ、出場する尾川堅一(帝拳)、アジンガ・フジレ(南アフリカ)とも58.9キロのリミットをクリアした。メインイベントとして行われるメジャー4団体統一世界ライト級タイトルマッチでも、チャンピオンのテオフィモ・ロペス(アメリカ)、挑戦者ジョージ・カンボソス・ジュニア(オーストラリア)ともにパスしている。なお、この試合は日本時間の28日午前10時より、DAZNによってライブストリーミングされる。

 試合会場となるマディソンスクエア・ガーデン内シアター“Hulu”の入り口付近に特設された計量場に登場した尾川とフジレは、それぞれ58.6キロ、58.7キロとリミットまで余裕を残して体重計を降りた。その後は、お決まりのフェイスオフから握手を終えて降壇している。

「無事に計量が終わりました。ニューヨークに入ってからも常に状態がいいと言ってきましたが、体の疲労感もなく、最後まで調子は良かったです。これから食べて飲んで、どれだけ体が吸収、回復してくれるかというところです。今は食事も楽しみですが、明日の試合も本当に楽しみです」
 計量後の尾川は軽快にそう語って、高まる意欲を隠そうとしなかった。
和やかなフェイスオフを終え、握手する尾川とフジレ
和やかなフェイスオフを終え、握手する尾川とフジレ

 メインイベントに出場するロペスとカンボソスとも、試合までの最後の難関をクリアして安心させた。ブルックリン出身の人気者ロペスがリミットいっぱいの61.2キロ、カンボソスがは60.9キロだった。
メインの計量後にはロペス(左)とカンボソスが一髪触発
メインの計量後にはロペス(左)とカンボソスが一髪触発

 このカードは6月に挙行予定だったが、直前になってロペスがコロナウィルスに感染していたことが判明して延期に。8月にリセットされたがこれも中止になっていた。会場も当初予定の“Hulu”からブルックリンのバークレイズセンター、オーストラリア国内と話がコロコロ変わり、放映メディアもソーシャルネットワーク大手のトリラーからDAZNに変更になっていた。さまざまな経緯を経て、無事、開催にこぎつけたことで周囲はホッとしているに違いない。
 昨年10月、スーパーチャンピオン、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に勝ってメジャー全団体(WBCはフランチャイズ王者)のライト級チャンピオンになったロペスは、カンボソス戦を順当にクリアできればスーパーライト級に転向する計画を持っている。
情報提供◎帝拳ジム 写真◎帝拳ジム、Ed Mulholland/Matchroom

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