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2021-12-14

スマイルスポーツ・コンビ対談 久保英恵×志賀紅音(アイスホッケー) 年齢差19歳! スマイルジャパンの点取り屋コンビ

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スマイルジャパンの得点源である久保(左)と志賀(右)の年齢差は実に19歳。世代の違う点取り屋がお互いのことを語り合った(JIHF Photo,Seinosuke Uchigasaki)

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女子アイスホッケー“スマイルジャパン”の攻撃の中心を担うのが久保英恵選手と志賀紅音選手だ。久保選手は97年の代表初選出から二度のオリンピック出場と長きにわたってチームを牽引。一方の志賀選手は二十歳の若さで2021IIHF女子アイスホッケー世界選手権では4得点をマークした期待の新星。年齢差19歳の点取り屋コンビが北京2022冬季オリンピックへの思いを、スマイルスポーツでの対談で語ってくれた。


――過去最高の6位という成績を収めた8月の世界選手権の感想からお願いします。

久保 結果としては前回よりも一つ順位が上がったのは良かったと思います。ただ、私たちが目標としていたベスト4に届かなかったのは悔しいです。一つでも順位が上がっていれば、次の年は決勝トーナメントから戦えることになったので、そこは残念に思います。

志賀 英恵さんが言うように、過去最高順位の6位で終われたことは良かったと思います。でも、まだまだ自分たちの悪い部分や課題がすごく見つかった大会でもありました。やはりベスト4に及ばなかったのは、悔しいですね。

――世界選手権で、特に印象に残っているプレーはありますか?

志賀 やはり英恵さんがドイツ戦で決めたゴールです。北京オリンピック最終予選のドイツ戦でも同じような形でゴールを決めているのですが、その時、私は観客席から見ていました。今回はチームメイトとしてベンチから見ることができて、最終予選の光景がフラッシュバックしました。さすが先輩だなと思いました。


世界選手権のドイツ戦で貴重なゴールを挙げた久保選手(JIHF Photo,Seinosuke Uchigasaki)

――今回の世界選手権では志賀選手が4得点と大活躍でした。久保選手から見て印象に残る場面はありましたか?

久保 一つはアメリカ戦です。2点も入れているので、そこは純粋にすごいなと思いました。もう一つ印象に残っているのはチェコ戦で、相手にチェックされて体を倒しながらも肩越しに点を決めきった場面です。あそこで決めるのはすごいし、結果的にすごく大事な1点になったので、時間帯を考えてしっかり決められたというのが良かったですね。

志賀 なかなか決めるところを決められずにいたので、自分でもあそこで決められて良かったなと思います。英恵さんにそう言っていただいて、すごく嬉しいです。

久保 普段言ってないみたいじゃん(笑)。

志賀 直接褒めていただくことはあまりないので、すごく嬉しいです。英恵さんは自分がテレビで見ていた時からずっと活躍している選手だったので、一緒にプレーできてとても嬉しいですし、見習うところは多くていつも勉強になっています。

久保 紅音は19も歳が離れていますが、アイスホッケー選手として本当に期待していますね。スマイルジャパンには得点力がないと言われるなかで、今回の世界選手権でも結果を残してくれたので、さらに点数を稼いでいってほしいなと思います。 

久保 我ながらさすがだなと思いました(笑)。すごくいい形でゴールが決まって、自分でも印象深い得点だったので、今回のドイツ戦でシュートを決めた時は、なんか見たことあるなと思いました(笑)。


志賀選手は世界選手権でアメリカ戦の2得点を含む計4ゴールをマーク(JIHF Photo,Seinosuke Uchigasaki)

――いろいろな年齢層の選手が在籍するスマイルジャパンのストロングポイントはどんなところでしょうか?

久保 日本独特のシステム、システマティックな戦術をしっかり表現できるチームだと思います。そこにプラスしてスピードを生かしたプレーがすごく強みだと思います。

志賀 自分も戦術が武器だと思います。体では勝てない部分や力では勝てない部分を、その戦術の力で攻略したり、守りから攻めにつなげられたりというのが日本の強みだと思います。

――北京オリンピックが迫ってきました。どんな舞台を想像していますか?

志賀 ずっとテレビで見てきた舞台なので、自分にとっては夢の舞台ですし、まだ想像はできていないです。でも、どんな試合であっても平常心で挑みたいと思います。

――久保選手は過去2大会に出場していますが、オリンピックはどんな舞台ですか?

久保 ソチオリンピックのときはすべてが初めてだったので、選手村や食事、トレーニングルームなどの環境に対して『オリンピックだ...』という特別感にワクワクしました。紅音も今は平常心でとイメージしていると思うけど、環境の素晴らしさに圧倒される感じはあると思います。

――オリンピックを経験している選手がいるのは大きいですね。

久保 それは強みになると思います。平昌オリンピックの時も初めての選手は浮足立った感じがありましたが、経験している選手がいたからこそ、試合に臨むにあたっては平常心に持っていくことができたのかなと思います。

――最後に北京オリンピックへの意気込みをお願いします。

志賀 私は初めてのオリンピックになるので、チャレンジャーという気持ちを持って何事にも負けず、強い気持ちで挑んで、日本の目標であるメダル獲得に向けて、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います。ゴールは何点と目標は決めずに、決められるところは決めるという気持ちで頑張ります。

久保 北京オリンピックを目標に1シーズン頑張ってきました。集大成として、チームとして良い結果を残すことはもちろん、個人としても悔いのないように、自分の今ある力を出し切って終わりたいという気持ちがすごくあります。やはり最後にはチームに貢献して終わりたいと思っています。


上記のほか、お互いの初対面の印象や羨ましい部分、意外な一面など内容盛りだくさんの対談の全文は、12月1日に(公財)東京都スポーツ文化事業団が発行した『スマイルスポーツVol.88』に掲載されています。





くぼ・はなえ
1982年12月10日生、北海道出身。97年に15歳で代表初選出。バンクーバーオリンピック予選敗退を受け、一度は引退したが2011年に復帰。ソチオリンピック予選で大活躍し、自身初となるオリンピックの切符を獲得した。平昌オリンピックにも出場した日本を代表するFW。

しが・あかね
2001年3月3日生、北海道出身。北海道文教大学在学。小学1年から姉の志賀葵選手(スマイルジャパンDF)とともにアイスホッケーを始める。2021世界選手権ではアメリカから2得点をあげるなど4得点の活躍を見せた。

 

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