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2021-12-26

67歳の藤波が新技「ドラゴンバスター」を初公開、シングル2冠王座の初防衛に成功【週刊プロレス】

新技のドラゴンバスターで勝利をおさめた藤波

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26日、神奈川県・新百合ヶ丘トゥエンティーワンホールにておこなわれたHEAT-UP年内最終戦にて、藤波辰爾が30年以上ぶりとなる新技「ドラゴンバスター」を初公開、TAMURAとの大熱戦を制し、HEAT-UPユニバーサル王座&PWL世界王座の初防衛に成功した。

デビュー50周年を迎えた今年9月に、シングル2冠王のTAMURAを破って、23年ぶりとなるシングル王座を戴冠した藤波は、その3カ月後に同一カードでのリマッチを迎えた。

試合はTAMURAが厳しい腕攻めを軸に、ミサイルキック連発、バズソーキックと藤波に迫り続けるも、藤波は「もっとこいオラ!」と雄叫びを上げながら立ち上がると、左右のビンタを猛然と連発。さらにドラゴンスクリュー、ドラゴンバックブリーカー、ドラゴンスリーパーと飛龍殺法で反撃に転じる。

一進一退の展開となる中、TAMURAの腕折りを耐えきった藤波は、フルネルソンの体制からサイドに叩きつける新技・ドラゴンバスターを初公開。強烈な一撃で後頭部からマットに叩きつけ、3カウントを奪い取った。

67歳にして進化する姿を見せて大熱戦を制した藤波は、「チャンピオンとして逃げるわけにはいかないから挑戦を受けたけど、十分に手応えもあった。今度誰が来るかわからないけど、とにかくオレは待ってますから。やりましょう!」とさらなる防衛にも意欲。

見事なコンディションを見せつけ、バックステージでは「50周年、1試合1試合意味のある闘いにしていきたい。ウチらの年代は熱いファンが多いから、そういうファンの胸を踊らせるような大会を。またプロレスの新たな面白さを実感していますよ」と語った藤波。

どうやら23年ぶりのシングル王座戴冠は、炎の飛龍の闘魂に、さらなる火を灯してしまったようだ。

BBM SPORTS

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