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2022-01-03

「キャプテンシーは環境と努力で磨かれる」ラグビー元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗~リポビタン for Sports presents「The Deep」~

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スポーツライターの金子達仁(左)がパーソナリティーを務める「The Deep」第7回放送のゲストに登場したラグビー元日本代表キャプテン の廣瀬俊朗氏(右)

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 1月2日(日)20:00~、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第7回放送で、ラクビー日本代表キャプテンとして活躍し、ラグビーワールドカップ2015では日本代表史上初の同一大会3勝に貢献。通算キャップ28を数えた廣瀬俊朗氏を迎えた。

 引退後は俳優業にも挑戦、現在も様々な分野で活躍している。

「いろんなプロジェクトに携わっており、その中のひとつは教育、学びが柱となっています。例えば、『アポロプロジェクト』ではアスリートに向けて学び直しの1年間の教育プログラムを作るなどしています。そこで学んだものを社会課題の解決に役立ててもらったりもしていますね。ずっとキャプテンをしてきたのですが、リーダーシップはスポーツでもビジネスでも物凄く役に立つものだと思うので、それに関するものもあります。もう一つはアスリート、スポーツは健康や食と相性が良いことを利用して新しいプロジェクトができればいいと思って、『TEAM FAIR PLAY』でも活動しています」


リモートで出演した廣瀬俊朗氏

 東芝ブレイブルーパスでキャプテンとしてプレーする姿を何度もスタジアムで観戦したという金子氏。「廣瀬さんはサッカーに例えると、元ブラジル代表のドゥンガのように背中、振る舞いで、パニックに陥りがちなチームに落ち着きを与え、傾きかけた流れを変えていた」という。

 中学のラグビー部からキャプテンを務めてきた廣瀬氏がキャプテン論を語った。

「構造的な特徴もあるのですが、北野高校時代は自分が一番うまかったです。常に信頼があり、プレーで引っ張れるので、周りがついていこうというのはありました。社会人になると年齢が上、外国人、自分よりもうまい選手もいます。プレーだけじゃ引っ張れないところで壁がある気がしますね」

 キャプテンシーは先天的なもの、後天的なものなのか。

「キャプテンシーは人によるけど、努力である程度カバーできる範囲があると思います。もちろん先天的に持っている人もいます。正直あまり向いてないなと思う人もいる。ラグビーで例えれば、プロップのポジションで物静かな選手がいきなりキャプテンやれと言われても、本人も苦しむやろうなと思います。だから先天的なものもゼロじゃないです」

 経験によって磨かれる部分もあるという。

 「その環境に身を置かれるとチームのこと、自分のことを凄く考えるので、その中でキャプテンとしてどうあるべきかを磨かれていきます。そこは後天的な部分が大きいです。小さい頃はキャプテンのことなど全然考えてませんでした。でも、日本代表でキャプテンをやるころにはある程度スタイルが確立できていたので、それなりのキャプテンにはなれたのかと思います」

 日本ラグビーを長年サポートしてきた大正製薬が、2022年からニュージーランドラグビー協会のプレミアムグローバルパートナーになった。廣瀬氏から見たオールブラックスはどのような存在なのか?

「(対戦する立場にいながら)こんなこと言ったらあれですけど、ラグビー選手の憧れです。ジャージーも真っ黒で、試合前にハカをやって格好いい。しかも、彼らはみんな人間的に素晴らしい。いい人間をオールブラックスが作るというフィロソフィーがあるのです。本当に紳士で優しいのでメチャクチャ憧れです。彼らはスポーツチームの中で国際試合の勝率が恐ろしく高い。ラグビーの枠を超えた世界的に素晴らしいチームです」

 北野高校・慶應大学への進学、社会人ラグビーに進むときの決断など、廣瀬氏の過去を振り返るエピソードを聞きたい方、今回の放送を逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。

大正製薬
リポビタン for Sports ブランドサイト

 ニッポン放送 
リポビタン for Sports presents 「The Deep」
毎週日曜20時~絶賛放送中。
radikoで放送1週間後まで聴取可能。
ポッドキャストではディレクターズカット版を配信中。
番組HP

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