close

2022-01-01

【ニューイヤー駅伝】Hondaが39回目の出場で悲願の初優勝! 4区は旭化成・相澤晃を筆頭に7名が区間新!

7区区間賞の走りでフィニッシュテープを切ったHonda・土方

全ての画像を見る
1月1日に行われた第66回全日本実業団駅伝(通称、ニューイヤー駅伝/群馬県庁発着・7区間100km)は、実業団3年以内の若い布陣で臨んだHondaが4時間51分04秒で初優勝を飾った。

Hondaは東京五輪10000m代表の伊藤達彦をエース区間の4区、同3000m障害代表の青木涼真を5区、マラソン日本歴代5位の土方英和をアンカーの7区と、実業団2年目トリオを中心にレース中盤以降に勝負をかける布陣で臨んだ。

1区はルーキーの川瀬翔矢はトップに19秒差の区間13位で先陣を切るが、2区のインターナショナル区間で思わぬブレーキとなり、順位を23位まで落とすことに。しかしここから反撃。3区の小山直城が区間8位、4区の伊藤が区間5位の走りでそれぞれ9人抜きを果たし、5位まで順位を上げると、5区の青木も区間2位の走りで3位に浮上。優勝も射程圏内にとらえると、6区の中山顕が区間賞の走りでトップに。そしてアンカーの土方英和は、一時SUBARUに差を詰められるも、区間の中盤からギアをアップし、そのままフィニッシュテープを切り区間賞も獲得した。

Hondaは創部から51年目、出場39回目にして悲願のニューイヤー駅伝初優勝となった。

Hondaの小川智監督は、「これまで会社の方々、地元の方々からの期待も大きかったので、うれしいというより、ほっとした気持ちが強い」と安どの表情を見せた。


実業団3年以内の若い布陣で頂点を勝ち取った(写真前列左から川瀬、J・カベサ、小山、伊藤、後列左から青木、中山、土方、小川監督)

2位は各区間で上位を維持し過去最高成績となったSUBARU、3位は終盤に盛り返した旭化成、4位は3区から6区途中まで首位を維持した三菱重工が入った。

区間賞獲得者のなかでは、3区では相澤晃(旭化成)をはじめ7名、4区では細谷恭平(黒崎播磨)ら2名が区間新記録をマークした。

★最終成績
1位 Honda 4時間51分04秒
2位 SUBARU 4時間52分09秒
3位 旭化成 4時間52分47秒
4位 三菱重工 4時間52分49秒
5位 トヨタ自動車 4時間54分08秒
6位 黒崎播磨 4時間54分50秒
7位 SGホールディングス 4時間54分52秒
8位 トヨタ自動車九州 4時間54分53秒
9位 GMOインターネットグループ 4時間54分58秒
10位 日立物流 4時間55分05秒
11位 トヨタ紡織 4時間55分19秒
12位 富士通 4時間56分36秒
13位 ヤクルト 4時間56分43秒
14位 マツダ 4時間56分45秒
15位 NTT西日本 4時間57分03秒
16位 中国電力 4時間58分02秒
17位 中電工 4時間58分04秒
18位 トーエネック 4時間58分06秒
19位 JR東日本 4時間58分07秒
20位 NTN 4時間59分14秒
21位 コニカミノルタ 4時間59分15秒
22位 愛三工業 4時間59分26秒
23位 住友電工 4時間59分29秒
24位 カネボウ 4時間59分37秒
25位 安川電機 5時間00分14秒
26位 小森コーポレーション 5時間00分40秒
27位 九電工 5時間00分43秒
28位 大塚製薬 5時間01分18秒
29位 中央発條 5時間01分20秒
30位 サンベルクス 5時間01分27秒
31位 YKK 5時間01分35秒
32位 戸上電機製作所 5時間01分53秒
33位 コモディイイダ 5時間03分33秒
34位 大阪府警 5時間04分19秒
35位 西 鉄 5時間04分24秒
36位 JFEスチール 5時間06分36秒
37位 武田薬品 5時間28分17秒

★区間賞獲得者
1区 舟津彰馬(九電工)34分41秒
2区 B・キプランガット(SUBARU)22分03秒
3区 相澤 晃(旭化成)37分09秒=区間新
4区 細谷恭平(黒崎播磨) 1時間03分43秒=区間新
5区 小野知大(旭化成) 47分46秒
6区 中山 顕(Honda) 36分27秒
7区 土方英和(Honda)  46分36秒

写真/椛本結城

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事