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2022-01-16

「現状がわかった。ゼロからスタートする気持ちで」“新生”大阪プロレス社長のゼウスを直撃<1>【週刊プロレス】

大阪プロレスのポスターをアピールするゼウス

 6年間所属した全日本プロレスを離れ、社長に就任して大阪プロレス再建に乗り出したゼウス。早くも4月29日の旗揚げ戦までのスケジュール、レギュラー参戦選手を発表。1月8~11日、十日戎に合わせて千日前・道具屋筋でおこなわれたイベントでは、かつての大阪プロレスのファンが大勢駆けつけた。期待度の表れともいえるが、それをゼウス社長はどのようにとらえたのか?

――“新生”大阪プロレス初のイベントを終えて、手ごたえは?

ゼウス すごくよかったですね。特に晴れた3日間、土・日・祝日の3連休だったこともあって。すごく人通りも多くて、NKGの前でイベントさせていただいた時もすごく人が集まって、宣伝になったんじゃないかと。

――以前、大阪プロレスを見ていたファンの姿もありましたか?

ゼウス この4日間、いろんな大阪プロレスのファンの方が来てくださって。SNSでイベントをしてるって知って駆けつけてくれたファンもいましたし、懐かしい顔のファンもいました。けど実感したのは、正直、またゼロからのスタートやなって。っていうのは、昔やったら僕らが大阪の商店街を歩いてるだけで、「わあ、大阪プロレスやな」ってなってたのが、こっちが「大阪プロレスだよ」って声かけても人が集まってきにくい感じで。遠巻きに見てるっていうか。そのへんは昔との違いを感じますね。でも、これが今の僕らの現実の力なんやなと。だからゼロから。そこからスタートしていけたらなと思てます。だけど、そこから呼び込むことはできたんで。呼び込んだあとは皆さん楽しんでいただけたと思うんで。大阪プロレスのプロレスを見ていただいたら、皆さんにすごく楽しんでいただけるとは思います。そういう手ごたえは感じましたね。

――周りの目や声から、いいデータを収集できたと?

ゼウス ほんとにそうですね。ツイッターとかではファンの期待だけが見えるじゃないですか。そのファンの期待と大阪プロレスの現状の姿、その差が今回イベントやってわかりました。これからがスタートやなって。

――ゼウス社長の周りにしても「応援します」といういい声ばかり聞こえてくるでしょうしね。

ゼウス 正直、プレ旗揚げ戦(3月6日、アゼリア大正)、旗揚げ3連戦(4月29日~5月1日、アゼリア大正)のチケットは予想以上に売れてるんですよ。だけど、「じゃあ大阪プロレスって、どれだけの人が知ってんの?」っていわれたら、まだ少ないんですよね。認知度でいうと5%もないんと違いますか? 足を止めてくれた人も「大阪プロレスや」って寄ってきてくれた人もいれば、「なんやろ?」って興味半分の人もいて。知ってる人もいるけど、昔みたいに「大阪プロレスや!」っていう感じじゃない。この10年でそうなった。商店街で「大阪プロレスが来ました!」って言っても、人が立ち止まらないところからのスタート。そう感じました。

――ファンの期待は大きい半面、大勢の人に大阪プロレスの存在を知ってもらって、足を運んでもらえるようにしないと成功は望めません。

ゼウス プレ旗揚げ戦のチケットは、本当に残り少ないんです。僕たちの手売り用にチケットをまとめて預かってるんですけど、「取り置き分、66枚足りません」って連絡が来て。スポンサーの方を招待しようにもできるかどうか。どうしようかなって頭を悩ましてます。年末にプレ旗揚げ戦のチケットを売り出して、2週間ぐらいでそれだけ売れて。それはもう、感謝ですね。旗揚げ3連戦もこの勢いを引き継いで売れるだろうと感じてますけど、だからといって試合数を増やそうというのはまだ考えてません。今はまだ、月1~2試合ぐらいで堅実に。それが毎回チケット売り切れってなるんだったら、試合数を増やしていこうかなと。旗揚げ3連戦のあとは今のところ月1回は大阪市内で、もう1回は大阪市以外の近郊でって。無理して赤字を出すんじゃなく、少なくても確実に黒字にして基盤を固めていかないとって考えてます。2年目、3年目には、いや今年の年末には、「大阪プロレスやで」って言っただけで人だかりができるようにしたいですね。

(つづく)

橋爪哲也

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