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2022-01-19

旗揚げ50周年で再びチャレンジャーとしてオカダと向き合う内藤の心境【週刊プロレス】

2・20札幌大会でのIWGP世界ヘビー級王座戦が決まっているオカダと内藤

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1月20日の後楽園ホール大会から、新日本プロレスの2022年一発目のシリーズ『新春黄金シリーズ」が開幕する。
 1カ月に及ぶロングツアーの最終戦となる2・20札幌大会では、オカダ・カズチカと内藤哲也のIWGP世界ヘビー級王座戦がおこなわれる。1・4東京ドームで鷹木信悟を下して第4代IWGP世界ヘビー級王者に輝いたオカダは、翌5日には早速、ウィル・オスプレイとの激闘を制して初防衛に成功し、試合後に内藤からの挑戦表明を受けた。
 両者のシングルは過去10度おこなわれ、戦績は5勝5敗。試合結果は以下の通りとなっている。

★07年8月26日=東京・後楽園ホール
▲岡田かずちかプレデビュー戦(30分1本勝負)
内藤哲也(9分34秒 逆エビ固め)岡田かずちか
★’12年3月4日=東京・後楽園ホール
▲IWGPヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>オカダ・カズチカ(28分50秒 片エビ固め)内藤哲也<挑戦者>
★’12年8月3日=東京・後楽園ホール
▲「G1」Bブロック公式リーグ戦(30分1本勝負)
内藤哲也(21分59秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ
★’14年1月4日=東京ドーム
▲IWGPヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>オカダ・カズチカ(30分58秒 片エビ固め)内藤哲也<挑戦者>
★’14年7月28日=宮城・仙台サンプラザホール
▲「G1」Bブロック公式リーグ戦(30分1本勝負)
内藤哲也(13分54秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ
★’14年10月13日=東京・両国国技館
▲東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦(60分1本勝負)
<権利証保持者>オカダ・カズチカ(19分17秒 片エビ固め)内藤哲也<挑戦者>
★’16年4月10日=東京・両国国技館
▲IWGPヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>内藤哲也(28分50秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ<王者>
★’16年6月19日=大阪城ホール
▲IWGPヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>オカダ・カズチカ(28分58秒 片エビ固め)内藤哲也<王者>
★’18年1月4日=東京ドーム
▲IWGPヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>オカダ・カズチカ(34分26秒 エビ固め)内藤哲也<挑戦者>
★’20年1月5日=東京ドーム
▲IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)
<インターコンチ王者>内藤哲也(35分37秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ<IWGPヘビー級王者>

 オカダは闘龍門からの移籍初戦で内藤と対戦し、’12年にレインメーカーとして凱旋すると、以後は東京ドームのメインも含めて何度もベルトを懸けて対戦してきた。いまから10年前の旗揚げ40周年記念大会(’12年3・4後楽園)での一戦は、95年2月の橋本真也vs天山広吉以来、約17年ぶりの20代同士のIWGP戦として話題となった。

 それから10年、旗揚げ50周年イヤーで再びチャレンジャーとしてオカダと向き合うことになった内藤は、今一戦を控えて次のように語っている。

「ドームで鷹木に勝ち、オスプレイに勝ち、2連戦2連勝したオカダの姿は、オレにはスゴく輝いて見えましたね。オレは去年の1・4のメインで飯伏に負けたあと『東京ドームのメインにまた必ず帰ってくる』とコメントしたけど、1年では(ドームのメインに)戻れなかった。だからこそ来年のドームにはっていう思いは強いし、2023年1・4東京ドームのメインイベントを目指していくなかで、いまのオレにはまたあとで、また半年後とか、そんなことを言っている余裕はない。行動を起こせるのであれば、いますぐにでも動く必要があるんじゃないかなと思って、あのときリングに上がりました。

 40周年のときは、“この2人でメインは大丈夫か?”っていう感じだったけど、10年後、50周年に関しては、あの東京ドームでのマイクをしているときの反応が物語っていたように、“この2人だろ”っていう雰囲気があった。だからオカダも言ってましたけど、ふさわしいカードなのかなと思います。ただオレは40周年のときに負けてますからね。節目で負けたこと、記念の年のリベンジという意味では果たせていないので。40周年のリベンジは50周年のときに果たして、いろいろとビッグマッチも発表されているので、個人的にはそこまで50周年を意識しているわけではないけど、ロス・インゴの先頭であり、新日本の先頭として、ビッグマッチに臨みたい。今回、北海道でのオカダとのシングルは初めてですし、長いシリーズ、全国のお客さまの前で内藤とオカダが向き合うシチュエーションを見せられるのも嬉しいですね」

 シリーズを終えた直後には、50回目の“旗揚げ記念日”も控えている(今年は3・1日本武道館で記念大会を開催)。50周年の旗揚げ記念日のリング上にIWGP王者として立っている、いわば現在の新日本の“顔”を決めるための闘いともなる。2・20札幌大会でのIWGP世界ヘビー級王座戦が決まっているオカダと内藤

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