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2022-02-06

高田延彦が前田日明にシングル初勝利! 新生UWFの絶対的なエースであり象徴が沈んだ…【週刊プロレス昔話】

高田延彦の左ハイキックがクリーンヒット

 1988年11月10日、新生UWF名古屋大会で高田延彦が前田日明にシングルで初めて勝った。

 前田は新生UWFの絶対的なエースであり象徴。旗揚げからこの日まで負けなし。そんな存在から高田は初勝利をつかんだ。

 8月の有明大会からルールが変わった。5回ダウンしたらTKO負けとなり、ロープブレークを3回重ねると1回のダウンと見なされる。

 また、この大会から電光掲示板を用いて、ダウン数を表示。見る側への配慮もされていた。

 試合は前田が立て続けに高田からポイントを奪い続け、あれよあれよと有利に展開していく。高田はカウンターの左ハイキックから猛反撃。あと1つのロストポイントで負けというところまで追い込まれたが、速射砲のようにキックを浴びせ、ついに前田から5ダウンを奪い、大逆転勝利。試合後、興奮したファンは一斉にリングサイドに押し寄せた。

 トップは前田で二番手が高田。そんな序列が崩れた一戦だった。

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