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2022-02-05

30年以上前に予告…ジャイアント馬場さんいわく「50歳になってもスポーツができますよ」【週刊プロレス昔話】

軽快なトークでファンを楽しませたジャイアント馬場

 1988年11月3日、都内・千代田区の星陵会館ホールは400人の熱心なプロレスファンで満員となった。全員の目的は全日本プロレスのジャイアント馬場さんと週刊プロレス当時編集長のターザン山本のトークショー。その中で現在のプロレス界にも通じる貴重な発言があったのでピックアップしていく。

 とある観客が「今後のプロレスラーとしての道」について質問。馬場さんはこんなことを語っていた。

「今、ボク、50歳だけど、50歳になってもスポーツができますよ。やればできるんですよということをわかってもらいたいんだなぁ。野球にしても相撲にしても35、36歳が限界と言われてきて、ボクも38歳で引退しようかなと30歳くらいの時に思ってました。

 でも、練習してコンディションを整えればやれるということがわかってね。つい7、8年前にも『もうやめろ!』なんてヤジが飛んできて、やめようかな…なんて思ったこともあった。この頃、みなさん、わりかた応援してくれるんでね、やめようという気はないんですよ」

 昨年2月、武藤敬司が58歳でGHCヘビー級王者となり、今年に入っても52歳の船木誠勝がGHCナショナル王者になるなど主にNOAHで50代が狂い咲いている。NOAHは全日本プロレスの流れを色濃く受け継ぐ団体。もしかしたら馬場さんは30年以上前に現在のプロレス界があるべき姿を実践していたのかもしれない。

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