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2022-03-12

ジャンボ鶴田が史上初の三冠統一王者に!「オレはファンのために闘ってるんじゃない」【週刊プロレス昔話】

ジャンボ鶴田vsスタン・ハンセン

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1989年4月18日、全日本プロレス大田区大会でインター王者のジャンボ鶴田がPWF&UN王者のスタン・ハンセンを破って、ついに三冠統一王者となった。

 三冠統一の機運が高まり始めたのは、前年春の「チャンピオン・カーニバル」。それから1年、4度目の三冠統一戦にして、ついに史上初の統一王者が誕生した。

 この日の鶴田は大人気。テーマ曲が鳴れば、ファンは「ツ・ル・タ・オーッ!」の大合唱。試合中も「オーッ!」や「オリャ」の声が飛び交う。

 試合は鶴田が流血戦を強いられる苦しい展開。ハンセンはトドメとばかりにロープ際の鶴田目がけて突進。鶴田は身をかがめてラリアットをよけると、勢い余ったハンセンはトップロープでノド元を強打。もんどり打って倒れたところを鶴田が片エビ固め。これで3カウントが入った。

 試合後もハンセンは大暴れ。鶴田の流血した額にパンチを連打し、制止しようとした小橋健太(現・小橋建太)にもラリアット一閃。場内が歓喜に沸く中、引き揚げていった。

「オレはファンのために闘ってるんじゃない。誰が何と言おうと、それがオレの信念。ベルトが重いですね。今日は内容では負けていたけど、勝負で勝った。ここに今、3本ベルトがあるということが、自分が一番強いということを証明している。全日本でオレが一番強いんだ」

 2日後の大阪大会で鶴田は天龍源一郎の挑戦をパワーボムから体固めで退け、初防衛に成功。2013年8月に3本のベルトが1本に新製されたが、現在に至るまで三冠ヘビー級王座は全日本の至宝として王道マットの中心であり続けている。

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