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2022-03-07

20歳の鈴木実が新日本を退団! 新生UWF移籍!!「船木優治さんが行くからボクも、というのではありません」【週刊プロレス昔話】

新日本退団について語る鈴木実

 1989年3月27日におこなわれた契約更改で保留となっていた鈴木実(現・鈴木みのる)の契約問題は、同31日、新日本プロレスが鈴木の退社を受理する形で決着がついた。

 鈴木は2月上旬に知人を仲介に新生UWFの前田日明と接触。同23日に前田から「UWFが君に望むことは観客を集めることでも、チケットを売ることでもない。ただ強くなることだ」と言われて「ぜひ一緒にやらせてください」と答えていた。

 直前には兄貴分の船木優治(現・船木誠勝)がイギリス・リバプールで新日本からUWFへの移籍を宣言していた。その一件との関連性について鈴木は「船木さんが行くからボクも、というのではありません。船木さんがUWFに行くという話を聞いたのは、ボクが自分の意志で決めた後ですから」と否定した。

 3月31日午後1時過ぎ、鈴木はスーツ姿の正装で東京・六本木の新日本プロレス事務所に現れた。会議室で坂口征二副社長と約1時間にわたる会談の結果、鈴木の意志は固く、午後2時30分、同副社長から「当社としては残念ですが、本人の希望をかなえてやり、退社を認めます」と取材陣に発表があった。

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