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2022-03-28

アントニオ猪木が参院選当選! 初のレスラー議員誕生!!【週刊プロレス昔話】

当選を喜ぶアントニオ猪木

 1989年7月23日、第15回参議院議員選挙がおこなわれ、スポーツ平和党のアントニオ猪木が当選。プロレスラー議員の誕生は初だった。

 7月5日の公示日から18日間、猪木は「国会に卍固め、消費税に延髄斬り」を合言葉に、超過密スケジュールで選挙活動を突っ走ってきた。1日の睡眠時間は平均2、3時間。疲労のため体が動かなくなるという時期もあった。

 日本列島を飛び回ること8000km。有権者との握手作戦も90万人を超えた。新日本プロレスのフロント&レスラー全員も全力でバックアップ。そんな努力もあり、スポーツ平和党は比例代表区において100万票近くの票を獲得し、名簿順位第1位の猪木を国会に送り込むことに成功した。

 とはいえ、50人の定員中、第48位の滑り込み当選。23日に票が開き始めたが、NHKテレビの当確が出たのは翌24日午後5時過ぎ。ファン&関係者を最後までやきもきさせるところも猪木らしかった。

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