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2022-03-27

タイトルマッチで勝った長州力にベルト贈呈なし…日ソ頂上決戦でまさかの珍事!【週刊プロレス昔話】

トロフィーを掲げる長州力

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1989年7月12日、新日本プロレス大阪大会で“珍事”が起こった。なんとIWGPヘビー級選手権で王者の象徴であるベルトがリング上になかったのである。

 その理由は、IWGPヘビー級のベルトを入れたサルマン・ハシミコフの荷物が航空会社の手違いによって、ソ連国内で行方不明になり、日本に届かなかったため。坂口征二社長は「この日までに見つかって間に合うことを祈っていたんですが…」とガッカリ。

 幸いにもリングコスチュームは手荷物に入れていたのでセーフ。ハシミコフはベルトがないままで長州力の挑戦を受けた。このカードは日ソにおける待望の頂上決戦。初対戦がいきなりタイトルマッチだ。

 ハシミコフは場外で水車落としを決め、ロープ越しのブレーンバスターも公開。しかし、キックを下腹部に食らって悶絶。もちろん故意ではないが、長州にとっては大チャンス到来!

 後ろ、前とリキラリアットを決めて7分40秒、体固めで勝利。見事に第6代IWGPヘビー級王者となった長州は試合後、ベルトがなかったため、トロフィーを高々と掲げた。

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