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2022-03-25

【相撲編集部が選ぶ春場所13日目の一番】髙安、単独トップ! 若隆景は一歩後退

激しい突き合いの末、右上手をつかんだ髙安が貴景勝を上手投げで転がした

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髙安(上手投げ)貴景勝

1敗をキープし、後続に2差をつけた若隆景と髙安は、ともに大関と対戦。初優勝に向けて緊張が高まる中、先に若隆景が土俵に上がった。

東洋大の2年先輩である御嶽海には最初、まるで歯が立たなかったが、最近は勝ったり負けたりで、対戦成績は若隆景の2勝6敗。今場所の勢いなら、若隆景が有利かと思われたが、御嶽海が先輩の意地を見せて快勝。その相撲を土俵下から見届けた髙安は、静かに目を閉じた。

そして、土俵に上がった髙安。貴景勝との対戦成績は7勝9敗とリードされ、最近は3連敗中と苦戦している。髙安としては相手のペースにはまらず、粘って疲れを待ちたいところだ。

立ち合い、頭から当たっていった貴景勝。髙安も踏み込みよく胸から当たり、相手の出足を止める。貴景勝は下から押し上げるが、髙安も下がらず、突き返して応戦。そこから突き合い、イナし合いとなり、貴景勝優勢も髙安がうまく回り込んでしのぐ。

開始25秒、髙安は動きの鈍った貴景勝をつかまえ、左を差すと右上手をガッチリとつかむ。間髪を入れず、右から強烈な上手投げで転がした。

「我慢して、何とか残って組み止めることができました。落ち着いて取れています」と髙安。若隆景が敗れた瞬間は、「自分の相撲に集中するようにと思っていました」と語る。

これで残り2日を残して単独トップ。「千秋楽まで優勝争い」という目標も叶えた。「大阪場所を盛り上げたいという気持ちで取っていたので達成感はありますけど、ここから気を引き締めていかないといけない」と初優勝に目標を切り替えた。

「集中してベストを尽くすだけです。あとはなるようになると思います。まあ、精いっぱいやります」と会場をあとにした髙安。

14日目は9勝15敗と分の悪い正代と対戦。2敗に後退した若隆景は過去の対戦1勝5敗の貴景勝と顔が合う。髙安が勝って、若隆景が敗れれば、14日目に髙安の初優勝が決まる。

文=山口亜土

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