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2022-03-26

【相撲編集部が選ぶ春場所14日目の一番】正代、1敗の髙安を降しカド番脱出

左上手を取った髙安が寄り立てるところを、正代が右からの掬い投げで逆転勝ち

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正代(掬い投げ)高安

春場所の優勝争いは残り2日となって、1敗で髙安が単独トップ。2敗で若隆景、3敗で御嶽海、琴ノ若が追いかける展開。優勝圏内の4人は最後の3番に登場した。

まず、土俵に上がったのは髙安。対戦相手の正代とは9勝15敗と分が悪い。しかも、正代は現在7勝6敗でカド番脱出に燃えている。髙安にとっては難敵だ。

立ち合い、互いに胸から当たり合って右四つ。正代が圧力をかけて前に出るが、髙安は左上手を取ると右から起こしながら寄り進む。俵に詰まった正代は右から逆転の掬い投げ。髙安は横転し、痛恨の2敗目を喫した。

4連敗スタートからカド番を脱出した正代は、「立ち合いから圧力をぶつけることができたんですけど、相手の相撲になってしまった。でも、あきらめなかったのがよかった。俵に両足がついていたけど、何かしようと思って、タイミングよく決まってくれた」とホッとした様子。

髙安としては少し勝ちを焦りすぎたか。左上手の引き付けだけで前に出て逆転の投げを食ってしまった。右も廻しを取って、両廻しを引き付けての寄りなら、正代の腰も伸びていたので、簡単に寄り切れていただろう。

続く3敗同士の対戦は琴ノ若が御嶽海を押し出して、優勝戦線に生き残った。

結びは若隆景と貴景勝が対戦。最近は貴景勝が4連勝しており、若隆景の苦戦が予想されたが、土俵際まで押し込まれながらも、相手の叩きに乗じて逆襲し2敗を死守。再びトップに並んだ。

千秋楽の割は14日目の全取組終了後に編成されたが、いつもより遅くなった印象。髙安に誰を当てるかで悩んだのだろう。2枚目で9勝の逸ノ城か7勝7敗ながら番付上位の関脇阿炎か。結局、阿炎との対戦が決まった。

若隆景は結びで正代と対戦する。勝ち越してホッとしている正代。しかも同じ時津風一門。髙安は勝ち越しに必死の阿炎、ということを考えると髙安のほうが厳しいか。とにかく悔いのないように最後の相撲を取ってほしい。

文=山口亜土

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