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2022-04-07

現在は石川県知事の馳浩が現役時代に語った“政治色”濃い異質インタビュー【週刊プロレス昔話】

馳浩

 現在は石川県知事である馳浩。時は1989年7月、アントニオ猪木が参議院議員選挙で当選。これがプロレスラー議員初誕生の瞬間となったが、のちに同じく政治の世界を志すこととなる馳が、週刊プロレス本誌No.339のインタビューで「猪木さんと僕は考え方が似ている」と発言している。

 同参院選で馳は猪木の“ボディガード”として選挙活動に参加。「レスラーといえども国民の一人であると気づいた」とコメントするなど、プロレス界の常識がまったく通じない世界で謙虚に活動をおこなった猪木に対する感嘆が、生き生きと語られている。

「あるときは罵声を浴びせられ、チラシを出しても無視されたこともある。そういうことを経験して、なおかつ当選できたことで、切羽詰まった状態の中で猪木さんの功績が認められた気がした」と、猪木当選のさいに涙したという馳が現在に通ずる“政治の原点”を語ったインタビューとも言える。

 当時は長州力とも距離が近く、馳が見た猪木と長州の比較はいま読んでも面白い。

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