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2022-05-01

【陸上】400mH・黒川和樹が課題克服しオレゴン世界選手権標準突破!「リラックスしてリズムに乗れた」

恵まれた気象条件に「狙うしかない」と参加標準を突破した黒川

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参加標準ぴったりの48秒90で突破者第一号に!

第9回木南道孝記念陸上競技大会(日本グランプリシリーズ大阪大会)2日目が5月1日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、GP男子400mHは、東京五輪代表の黒川和樹(法大3年)が48秒90の大会新で制した。オレゴン世界選手権の参加標準ピッタリの記録をマークし、同種目の標準突破第一号となった。

「まずは標準を突破できてホッとしています。ラッキーなことに雨も降っていなかったので今日狙うしかないと思っていました」と黒川。序盤から加速してスピードに乗り、後半も勢いを維持したままフィニッシュすると、満面の笑みで両腕を上げた。

前半型のレーススタイルが持ち味だが、意識の変化が快走につながった。「昨季は前半突っ込むのを意識すればするほど力んでしまい、速く走っているつもりなのにスピードが出ていなかった。今回はリラックスした状態でリズムに乗れました」。結果として、課題だった5台目から6台目に13歩から14歩に切り替える際に「これまではスピードを落としてまた上げるという感覚だったのが、うまくリズムアップして入れました」とレースを振り返った。

昨季は5月のREADY STEADY TOKYO(東京五輪テスト大会)で48秒68をマークし、東京五輪の参加標準記録を突破。日本選手権も48秒69で制し代表入りを果たしたが、東京五輪は予選で敗退した。

今季は「48秒台を狙っていた」という4月の東京六大学で50秒32、日本学生個人選手権で49秒40にとどまり、もどかしさが募っていたという。シーズン3戦目にして思い描いていたレースに近づき「狙った大会でタイムを出せたのは自信になりました」と手応えを口にした。

来週、5月8日に国立競技場で開催されるセイコーゴールデングランプリでは、東京五輪銀メダリストのライ・ベンジャミン(アメリカ)との対戦を予定している。「海外選手の走りに惑わされずに自分のレースをする」ことが目標だ。標準記録を突破し、追われる立場となったが「このままだと周りの選手に追いつかれると思うので、自分から流れをつくるようなレースをしたいです」と語る。

世界選手権では入賞、アジア大会は3位以内を今季の目標に掲げる。「走りがしっかりかみ合えば47秒台も結果として出てくるはず」。他の追随を許さない前半のスピードを武器に、今季もさらに加速していく。

文/荘司結有 写真/早浪章弘

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