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2022-06-10

【陸上】サニブラウンが10秒04、世界選手権の参加標準記録突破! 10日の決勝で3位以内なら代表内定

準決勝10秒04で世界選手権参加標準を突破したサニブラウン

オレゴン世界選手権代表選考を兼ねた第106回日本選手権(6月9日~12日/ヤンマースタジアム長居)。1日目の9日、男子100mの予選と準決勝が行われ、サニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が準決勝で10秒04(+0.8)をマークし、オレゴン世界選手権の参加標準記録(10秒05)を突破。10日の決勝で3位以内に入れば、世界選手権代表に内定する。

予選5組に登場したサニブラウンは、10秒11(0.0)で余力を残しながら1着で通過した。予選で10秒1台をマークしたのはサニブラウンただ一人。準決勝では、昨年優勝の多田修平(住友電工)が2組6着で敗退する波乱も。3組のサニブラウンは、圧倒的な強さを見せつけて組1着となり、10秒04の表示に観客がどよめいた。

東京オリンピックイヤーの昨シーズン、サニブラウンは「歩くだけで神経痛がひどかった」と腰痛に苦しんだが、回復した今季は拠点を置いているアメリカでシーズンをスタート。日本初戦となるこの日本選手権で世界選手権参加標準を切った。

「とりあえず、まずまずかなって感じです。ここで満足してたら何にもならないので、しっかり一段階、二段階、上げていかないと。いつも一緒に練習している選手が9秒8を出してるんで、そこにちゃんと食らい付いていかなきゃなという感じです」と目線はアメリカで一緒に練習を積むトップ選手に向けている。決勝では自身3年ぶりの9秒台も期待できそうだ。

準決勝1組で小池祐貴(住友電工)が10秒13(+0.5)、坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒15、2組では栁田大輝(東洋大1年)が10秒16(0.0)と10秒1台。10秒24で1組4着の桐生祥秀(日本生命)はタイムで拾われて決勝進出を決めた。決勝は10日、20時30分から行われる。

男子5000m決勝では、5月のゴールデンゲームズinのべおかで13分10秒69をマークし、世界選手権の参加標準(13分13秒50)を突破していた遠藤日向(住友電工)が、13分22秒13で2連覇を果たし、オレゴン世界選手権代表内定を決めた。

参加標準突破者の遠藤が5000mを制し、代表内定参加標準突破者の遠藤が5000mを制し、代表内定

写真/中野英聡

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