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2020-09-18

【ボクシング】尾川×西谷、伊藤×三代――中量級の注目カードが続けて実現

この秋、中量級の注目カードが続けて実現する。スーパーフェザー級のIBFランキングに名を連ねる尾川堅一(帝拳)と西谷和宏(VADY)。元WBO世界スーパーフェザー級チャンピオン伊藤雅雪(横浜光)と無敗の東洋太平洋王者・三代大訓(ワタナベ)。ともに世界戦線への生き残りを懸けた重要な戦いだ。

写真上=発表会見で闘志をぶつけ合った伊藤(右)と三代

24勝中18KOを誇るIBF3位の尾川(左)に対し、同7位の西谷も6連勝(5KO)をマーク中

 コロナ過で外国人とのカードが組めない事情も手伝い、逆に盛り上がりを見せてきた国内戦線。10月2日、後楽園ホールで激突する尾川と西谷は、来年こそ世界戦の舞台に立ちたい30歳代の2人にとり、足踏み状態の現状を打破するための戦いとなる。鋭い踏み込みからの右という決定打がある尾川を、3年ぶり東京リングに登場する試合巧者の西谷がどう迎え撃つか。

世界への返り咲きを期す伊藤(左)と、東洋太平洋王座を4度防衛中の三代。試合はライト級契約で行われる

 11月5日、墨田区総合体育館で対戦する伊藤と三代は、三代がアマチュア時代からスパーリングを重ねてきた関係もあり、互いに手の内を知り尽くした新旧対決。発表会見では、憧れていた伊藤に対し「憧れのままでは終わらせたくない」と三代が言えば、伊藤は「最強の相手と思って全力で叩き潰したい」と言い切った。

 ボクシング・マガジン10月号では、日本中量級の今後を左右する2つの重要カードをライター・船橋真二郎氏が展望している。

写真◎BBM

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