東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンでIBF世界同級6位、WBC世界同級8位にランクされる勅使河原弘晶が、11日付で三迫ジムに移籍した。2011年のデビューから所属してきた輪島功一スポーツジムを巣立ち、師・輪島会長の古巣でもある三迫ジムから世界王座を目指す。
写真上=「輪島会長と同じジムからチャンピオンに」と勅使河原(撮影・菊田義久)
ここ3年は三迫ジムの主催興行ダイヤモンドグローブでメインイベンターを務めてきた勅使河原。昨年8月、大森将平(ウォズ)とのサバイバル戦を制して以来、世界に照準を絞り、2020年を勝負の年と見据えてきた。
移籍にあたり、三迫貴志会長は「練習環境の整備と今後の試合への準備態勢を考慮し、本人の希望を尊重しました」と説明。「本人の夢である世界タイトル挑戦を実現できるよう全力を尽くしていきます」と約束した。勅使河原自身を加えて現役の東洋太平洋と日本チャンピオン計8人を抱える名門ジムでの練習は、大きな刺激になりそうだ。
勅使河原はジムを通じて「これからは三迫ジム所属として、自分の師匠である輪島功一会長と同じジムから世界チャンピオンになるために練習に励んでいきます。そして必ず世界チャンピオンベルトを輪島会長にお見せします」とコメントした。
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