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2022-09-18

「オシム監督は哲学を強く感じさせた」元日本代表MF鈴木啓太~リポビタン for Sports presents「The Deep」~

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スポーツライターの金子達仁(左)がパーソナリティーを務める「The Deep」第37回放送のゲストは、元日本代表MF鈴木啓太

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 9月18日(日)20:00~、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第37回放送では、2006年からイビチャ・オシム監督が率いた日本代表で唯一全試合に先発出場した、元日本代表・元浦和レッズの鈴木啓太氏が出演した。

――現役時代にたくさんの外国人監督の下でプレーしましたが、日本人監督と外国人監督の違いはありますか?

「ありますね。僕は外国人監督のほうが哲学的だからいいです。戦術は個人差があるにせよ、外国人監督でも日本人監督でも同じようにあると思います。そこに哲学を強く感じさせるのが外国人監督は上手だなと思います。結局、“なんでこれをやっているのか?”という話が多い。外国人監督はサッカーと人生を物凄く近い角度で見ている。でも、日本人監督はサッカーと人生を切り離して考えている。それは日本人特有の仕事の仕方だと思います。仕事、人生を切り分けている。でも根本的には人生の中に仕事があって、人生を豊かにするための仕事でもある。それはサッカーにおいても同じような考え方を外国人監督たちはしている。そこが僕には性に合っている。どちらがいい、悪いではないですけど」

――オシムさんはその典型ですよね?

「オシムさん、ミハイロ・ペトロビッチ(コンサドーレ札幌監督)さん。この2人は、そこは物凄くありました」

――鈴木さんは、僕の考える日本での2大外国人名監督、両方と仕事をしてるんですね。

「2人は何よりも選手の頭の中を見ています。人生をサッカーに置き換えて指導している感じです」

――この戦術、スタイルをとるのはなぜか、という哲学がある方と、バルセロナがああいうサッカーをやっているから、ああいうサッカーをしようというのでは、全然違うんですよね。

「まさにそうです。美しさを求めているわけです。バルサもそうじゃないですか。美しいサッカーをするために、どういう風にしたら美しく見えるのか。“考えて走りなさいよ”だったり、“オートマチックにプレーしなさいよ”だったりする。そこにアイディアがあったり、観客がワオ!と沸く瞬間がサッカーの一番の醍醐味だろうというのがある。オシムさんは“エレガンテ!”みたいなことをよく言っていました。そこが根本なんですよね。そういった人と仕事ができたことが幸せでした」


スタジオで自分がプレーしてきたチームの監督、現在の仕事について語る元日本代表の鈴木啓太

――今、鈴木さんは腸内細菌研究所『オーブ』というのをやられています。聞いただけで、現役時代から食やコンディショニングにだいぶこだわっていたのかなと思いました。 

「お腹が冷えていると筋肉の状態が悪かったりします。浦和レッズで見てもらっていたトレーナーにも“昨日冷たいもの結構飲んだでしょ?”と言われたこともあります。体がちょっと捻じれたり、筋肉の状態が良くなかったりするのが、わかるんですよ。僕は子供の頃から調理師の母親に腸が大事だと言われて育った。確かに自分でもそう感じていた。科学的にエビデンスがあったわけじゃないですけど、なんとなくそうだなと。それがどんどん経験と実体験が積み重なっていって、“これは絶対お腹だ!”と。現役時代からお腹を冷やすことは極力やめようとしてました。結果、絶対腸が大事だから、これを研究しようと思って会社を立ち上げました」

  現在の日本代表の森保一監督について、今年のカタール・ワールドカップでの日本代表の成績予想など、鈴木啓太氏の話をさらに詳しく聞きたい方、今回の放送を聞き逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。

大正製薬
リポビタン for Sports ブランドサイト

ニッポン放送 
リポビタン for Sports presents 「The Deep」
毎週日曜20時~絶賛放送中。
radikoで放送1週間後まで聴取可能。
ポッドキャストではディレクターズカット版を配信中。
番組HP

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