今夜22日、東京・後楽園ホールでゴングとなる『GENKOTSU.6』の前日計量が21日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのライト級8回戦に出場する前日本スーパーライト級王者で同級4位の細川バレンタイン(角海老宝石/24勝11KO6敗3分/38歳)、日本ライト級10位の有岡康輔(三迫/9勝8KO4敗1分/26歳)がリミットの61.2kgでクリアした。
写真上=ともに再起を目指す前日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン(写真左)と日本ライト級10位の有岡康輔
ともに手痛い負けからの再起戦となる。
細川は今年4月、井上尚弥、拓真兄弟のいとこ井上浩樹(いずれも大橋)に判定で敗れ、3度目の防衛に失敗。実に4度目のタイトル挑戦、36歳にしてようやく手にしたベルトを失った。
念願の日本チャンピオンになり、初防衛戦を前にした昨年3月、「人生で1回ぐらい、後のない状態に自分を投げ出して、好きなことを精一杯やってみたかった」と安定した仕事を辞めてボクシングと向き合ってきたが、「自分の好きなことをとことんやっていることに幸せを感じる」と、その思いは今も変わらない。
洪東植トレーナーをチーフに再出発する今回は、約8年ぶりにライト級で上がるリング。これまで減量という減量はせず、ナチュラルウェートで戦ってきた細川だが、洪トレーナーにはさらに1階級下のスーパーフェザー級まで下げる考えがあり、この試合がその第1歩となる。「今まで試合の1週間前から大好きなスイーツを抜いていたのが、1ヵ月前になったくらい(笑)。普通に練習して、普通にご飯を食べて、3週間で普通に60kg台になったし、まだちゃんとした減量はやってない」と2階級落とす感触も十分という。
有岡は今年8月、東農大出身でアマ経験豊富な鈴木雅弘(ワールドスポーツ)に2回TKOで敗れ、3年ぶりとなる黒星を喫した。ここ数戦、序盤に倒されながら生来の強気と持ち前の強打で倒し返し、劇的な逆転KOで勝ち抜いてきた有岡だったが、最後はボディで痛烈に沈められた。
2年前、長い歴史に幕を下ろしたヨネクラジムから三迫ジムに籍を移した年に全日本新人王となってからは負け知らずで、日本ライト級6位まで上昇していたランキングを落とした。打たれるとやり返そうと気持ちが逸って打ち合いになり、結果、倒し倒されの派手なシーソーゲームを演じてきた。あらためて「焦らず、落ち着いてやることが大事」と痛感させられ、ヨネクラジム時代から指導を仰いできた横井龍一トレーナーと「常に自分の心と向き合ってきた」という。
「(有岡は)倒されても逆転して勝ってきた強い選手。まだ自分に“老い”を感じたことはないけど、いつ(そのときが)来るかもわからない。僕は1戦1戦、自分の限界を超えるつもりでやっているので、そういう選手とやれるのはよかった」(細川)
「元チャンピオンとか、相手が誰とかは関係なくて、いつも自分が相手、自分との戦いだと思ってやっている。勝てば、上位ランクを取り戻すチャンス。目の前の試合に勝つだけ」(有岡)
一回り年齢が離れた両者の再起を期した戦いは、どのような決着をみるのか。第1試合は17時50分に開始となり、全9試合が行われる。
取材◎船橋真二郎
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