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2019-11-04

【ボクシング】11・7ダブル世界戦 予備検診で4選手とも異常なし

11月7日、さいたまスーパーアリーナで行われるWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)バンタム級決勝、WBAスーパーチャンピオン、ノニト・ドネア(フィリピン)対WBA・IBFチャンピオン、井上尚弥(大橋)戦の予備検診は4日、東京都内のホテルで行われ、両選手とも「異常なし」と診断された。また、同時に行われるWBC世界バンタム級王座統一戦に出場する正規チャンピオンのノルディーヌ・ウバーリ(フランス)と暫定チャンピオン、井上拓真(大橋)の両選手も問題なく、ドクターからOKのサインが出た。

写真上=和やかな中にも緊張感がピリリ。いよいよ決戦だ

 最初に検診を終えたのは尚弥とドネア。会見場で顔を合わせると。ドネアのほうから手を差し出してグータッチを交わした。さすが、スーパースターの貫禄、10歳も下の後輩にエールを送ったかっこうだ。それもリングに上がれば関係ない。互いをむさぼる野獣と化すのだが、それは3日後の話。一方、正規王者を目指す拓真はやや緊張の面持ち。ウバーリのほうは「話し出したら止まらない」その本領を、ちらり片鱗を披露していたが、適度の緊張が戦いを有利に導くかもしれない。

診察中のドネアを見やる井上。静かな闘志はチロチロと燃えている

WBSSバンタム級決勝
WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ

ノニト・ドネア
身長    170.2cm
頸周    36.0cm
胸囲    87.0cm
リーチ   174.0cm
血圧    141/82mm/Hg
脈拍    62/min
体温    36.9℃

井上尚弥
身長    164.5cm
頸周    34.5cm
胸囲    89.5cm
リーチ   171.0cm
血圧    143/80mm/Hg
脈拍    73/min
体温    36.3℃

自信満々の王者攻略のために、拓真に必須なのはマイペースを保つこと

WBC世界バンタム級王座統一戦

ノルディーヌ・ウバーリ
身長    161.4cm
頸周    37.0cm
胸囲    88.0cm
リーチ   170.0cm
血圧    150/62mm/Hg
脈拍    46/min
体温    36.9℃

井上拓真
身長    164.2cm
頸周    35.2cm
胸囲    90.5cm
リーチ   163.0cm
血圧    145/90mm/Hg
脈拍    50/min
体温    36.6℃

文◎宮崎正博 写真◎本間 暁

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