close

2023-01-03

【アメフト】富士通がライスボウル2連覇、パナソニックに逆転勝ちで7回目の日本一

【ライスボウル 富士通vsパナソニック】勝利の瞬間、「ビクトリークラウン」で喜びを表す富士通の選手たち=撮影:佐藤誠

全ての画像を見る
アメリカンフットボールの日本選手権、第75回ライスボウルが1月3日、東京ドームで行われ、富士通フロンティアーズがパナソニックインパルスを29-21で破って2連覇、7度目の日本一に輝いた。
ライスボウルMVPには、ラン188ヤード3TDの富士通RBトラショーン・ニクソンが選ばれた。

 富士通は、パナソニックに先制を許し、1時は14点リードされたが、後半にアジャストして、逆転した。


日本選手権・第76回ライスボウル
富士通フロンティアーズ○29-21●パナソニック インパルス
(2023年1月3日 東京ドーム)

 序盤はパナソニックのペースだった。1Q、最初のオフェンスシリーズで63ヤードを進んで、RBミッチェル・ビクタージャモ―が仕上げのランTDで先制。富士通がFG(フィールドゴール)を失敗した直後の2Qには、ビクタージャモ―が73ヤードを独走してTDを決め14-0とした。

 富士通は2QにK納所幸司のFGで3点を返した後、RBトラショーン・ニクソンが12ヤードのTDランで7点を返し、10-14と追い上げて、後半へ折り返した。

【ライスボウル 富士通vsパナソニック】2Q、RBニクソンの 12ヤードTDランで富士通が4点差に迫る=撮影:佐藤誠
 3Q、パナソニックは後半開始のドライブでQBジェイロン・ヘンダーソンからTDパスが決まってリードを11点差に広げた。

 しかし、富士通は次のドライブでゴール前からRBニクソンが1ヤードを捩じ込んでTDを奪い、エクストラポイントは失敗したが、15-21と追い上げた。

 さらに次のオフェンスシリーズでも、ゴール前からQB高木が、WR小梶恭平にTDパスを決めて逆転した。
【ライスボウル 富士通vsパナソニック】3Q、富士通WR小梶がTDパスをキャッチ=撮影:小座野容斉
富士通DB高岡が試合を決める2インターセプト

 4Q、パナソニックはビクタージャモ―のビッグリターン、さらにランとパスでゴール前20ヤードまで攻め込んだ。しかし、2ndダウンでエンドゾーンを狙ったパスは、富士通DB高岡拓稔がインターセプト。

 富士通はこの後、ニクソンが連続でボールをキープしてこの試合3本目のランTDで8点のリードを奪った。

 パナソニックは、残り3分余りからのオフェンスで、確実にボールを進めてゴールまで18ヤードと迫った。1stダウンで、QBヘンダーソンはパスでエンドゾーンのWRアルフォンゾ・オヌワーを狙ったが、またも富士通DB高岡がインターセプト。勝負を決めた。

【ライスボウル 富士通vsパナソニック】4Q、富士通DB高岡がエンドゾーンでパスをインターセプトしリターンする=撮影:小座野容斉

【佐藤誠、小座野容斉】

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事